裏をかかれヨイショ 本尊の落とし穴にはまるな (2011.11.30)
高寄り後もみ合い。後場底上げになった。前日の欧米株高に呼応するもので、29日ユーロ圏財務相会議の問題解決を理想買い。反動が予想されるところ。クールな印象である。29日述べた欧米の不良債権1200兆円。当たらずとも遠からず。欧州債、米国債入札も裏金、見せ金の世界。これに対し日本の資金繰りは、28日の日銀総裁と中部財界の懇談会のやりとりからもずっと健全。はるかにマシだ。同総裁は、1995年以降で見ると、日本の通貨供給の増加は欧米を上回ると述べる一方、通貨供給と為替相場はあまり関係ないとも強調した。
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踏ん張りどころ 日東工業 11月30日 (2011.11.29)
タイ洪水から抜け出す
海外と新規事業が次世代の目玉
日東工業(6651)は踊り場。10月から増強したタイ工場が洪水に見舞われ踏ん張りどころ。11月に水が引き抜け出す構えだ。被災損失に保険適用(損保ジャパン)。操業再開に半年かかる見込み。1、2Q住宅着工、設備投資が持ち直した矢先3、4Q厳しいという。しかし7月29日上方修正し、15円配当(当初13円)据え置きを表明。リーマンショック、震災をしのいだことも事実。
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橋下陣営の勝利 11月30日 紫玉庵 (2011.11.29)
穴があく中央集権体制
律令理性の呪縛が解ける
見事な橋下陣営の勝利。
「時代精神」が動いています。
大阪府と大阪市を合併。大阪都を作る。
単に行政の効率化を求める動きではありません。
明治にできた統治体制を変えることにつながります。
自主財源の議論も出てくるでしょう。
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欧米の不良債権1200兆円 今週の欧州債入札もマジック (2011.11.29)
週明け反発。主力中心に戻した。イタリア紙が自分たちの国に「IMF最大6000億ユーロ支援準備」を伝えたのがきっかけという。眉唾ものだが、28日~12月1日までイタリア、ベルギー、スペイン、フランスの国債入札を控え円滑消化を狙ったもの。一斉に買い戻しが入った。しかし、IMF融資枠は2011年8月末30兆円のはず。今回62兆円に倍増し裏金、見せ金の世界に吸い込まれている。昨春日本人がスイス当局に没収された億単位の米国債を思い出した。財務省のものとみられ2度目。
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東アジアサミット 11月29日 紫玉庵 (2011.11.28)
日本が今回最大の勝利
所定の目標を基本的に実現
東アジアサミット(EAS)が閉幕した。
中米両国は共通認識に達することができず、
ASEANはいくつかの承諾を取り付けたが
実施に時間がかかり、
新たに参加したロシアも
CIS諸国とのFTA締結に忙しく、
熱心ではなかった。
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