阿呆になりきれるか 2013年01月29日 (2013.01.29)
たわけになりて米を買うべし、と喝破したのは、本間宗久翁である。相場はたわけになる時間か。
冬満月狸ばやしは地底より 朱千。
昔話では、狸は人を化かす役。
狸は男に、狐は女に化けて人を騙すことが多いような気がする。
今は亡き、古今亭志ん朝は、落語とは何かと問われると
「狸や狐が出てきて、人を化かす話」と答えたという。
俗に言われるのは満月天井、満月底。天底はどちらでもよろしい。
兎角、月の満ち欠けは相場の節目となる事が少なくない。
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小天井打ち高値整理 技術革新に資金供給不可欠 (2013.01.29)
買い一巡後反落。先駆したものから出遅れに焦点が移った。円安を買い円高を売る相場。昨年の解散・総選挙を踏まえ「自民圧勝」で定着。40、60年続いた円高から円安転換した。22日、政府と日銀によるインフレ2%の共同声明が有力な証拠。28日現在ドル91円、ユーロ122円の円安だが、新政権が本気で取り組むと実現に4、5年。さらに60、80兆円の追加緩和が必要という。
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意外なほど慎重 アスカ 1月29日 (2013.01.28)
取引先の3Q発表注目
海外で次世代の仕込み本格化
アスカ(7227)は一服。厳しい見通し。引き締まって見える。当初予想を大幅に上回った前期に対し意外なほど慎重。7割を占める自動車部品、配電盤、ロボットシステムも一転減収減益。2012年3月買収した100%子会社(岡山国際サーキット)が唯一続伸。売上高11億円(72%増)の計画で増収増益の見込み。
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円高はもう止めた 2013年01月28日 (2013.01.28)
副大臣の発言で、為替相場はひとつの堰が切れた。
その流れは、いつのまにか濁流となる。
七十路は夢も淡しや宝船 秋桜子。
宝船とは、新年の季語である。
もう一月も終わろうというのに、今時分に詠むような句ではない。
旧正月も、先の話。
だが、最近荷を積み直した宝船は、きっと来年以降の初夢で出てくる。
勢い止まらぬ円安の流れ。
三六〇円時代から走り続けたドル円航海は、潮目が変わった。
かれこれ、四十年以上は円高時代であったか。
相場には、周期というものがある。
どのような相場も、上げ続けたり、下げ続けたりすることはない。
どこかで天井をつけると、底を打つまで下がるのが相場である。
逆もまた、真なり。これぞ天地自然の摂理。
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