儲かる波 損する波 2013年02月25日 (2013.02.25)
ツイている時と、ツキが離れている時が判れば、
あとは相場のやり方(資金配分)である。
影にさへつまづく齢二月憂し 乙郎。
ツキのない時、勝負事ではジタバタしない。
この心得が身につけば一人前である。
相場も、勝負事の一つ。ある日突然、運に見放される時がある。
麻雀小説家の阿佐田哲也氏が、戦後、麻雀で飯を食っていた頃、
博打の神秘性、運の支配性を痛感したという。
「ツイていないと感じたら場から遠ざかる。
ツキには短期の波と長期の波がある。
場から遠ざかっても、場は常に見ていること」。
あえて相“場”からはなれてこそ、
見える景色はあるというもの。
さて、NY金が1550㌦近辺から切り返した。
ここが勝負処。
一気に1600㌦まで持っていければ、
そこで流れが変わる。
さりとて、反発が弱ければ、
昨年来の安値を更新するだろう。
天下分け目の関が原。売り方は利食いして、
戻りをまた売ろう。買い方は防戦買いの一手。
この一年半、どちらも三度の戦いを演じ、
買い方1800㌦の壁、売り方1500㌦の壁。
いずれも阻まれた。
はてさて、どちらに軍配が上がるか。
当方、強気方。1500を割らないと見ている。
割れば脱兎のごとく逃げるしかない。
買い方は踏ん張り処。
ドル円相場が92.50円処で踏ん張っているが、
これも破られると、きつい押しが入る。
あとは、運が見方するかどうか。
ナポレオンの言葉にこうある。
戦略は“運に恵まれない”という前提で練る。
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万策尽きて日本担ぎ アベノミクスの勘違いが幸運 (2013.02.25)
22日、前場安に対し後場高。日米首脳会議と日銀総裁人事が主因とみられ、期待と現実の乖離を埋める動き。引けにかけて円安に振れ、先物がインデックスを引っ張った模様。週明け反対売買も考えられる。これまで大半織り込んだが、修正余地を残しているためだ。もともと米国仕込みのプログラム。セレモニーが主要メディアから流れているだけとも受け取れる。
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首相訪米で材料出尽くし バイオ、内需関連が水準訂正 (2013.02.22)
前場甘く後場一段安。主力が売られ大半見送られた。20日FOMC議事要旨で追加緩和にブレーキ。打ち切りが伝えられる一方、2ヵ月振り落ち込んだ1月の米住宅着工も重し。首相訪米(24日まで)で材料出尽くしの印象である。3月1日から歳出強制削減、同27日に暫定予算失効を控え、NYダウが5年振りの高値ではサマにならない。上海や香港などアジアも全面安になった。
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彼岸まで待つ 2013年02月21日 (2013.02.21)
急落で、のたりのたりともいかなくなったが、
気分だけは、春風駘蕩の如くありたいものである。
おにぎりに梅の顏見世梅日和 道夫。
寒くなったり、暖かくなったり。
そうこうしているうちに、春は、本格化していく。
今時分の早朝は美しい。余寒の澄んだ空気とお日様のありがたさ。
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市中にお金が回り出す 2015年にかけて大回り3年 (2013.02.21)
一転して反発。先物から持ち直した。欧米の手口とみられ、日本の円安株高に尻尾を振っている印象。財務省が20日発表した1月の貿易赤字(速報)1兆6294億円。前年比10%拡大しドル93円、ユーロ125円の円安。ボックス圏とみられる。小回り3ヵ月、大回り3年。地合い好転を物語るもので、戻り売りをこなし対流活発。半年、1年後実体経済も回り出す見込み。
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