ギリシャ支援打ち切り 日本企業急回復という仮説 (2011.12.01)
手がかり難から反落。安値圏でもみ合った。前日ギリシャ向け融資、欧州金融安定基金の枠拡大を織り込み、予想以上といわれる米国のクリスマス商戦もNYダウ32ドル高止まり。前月比2.4%上昇した10月の鉱工業生産指数を受け流している。同日、経済制裁にたまりかねたイランの群衆がテヘランの英国大使館や関連施設を襲った事件が気がかり。かねて英米vsイラン、イスラエルvsパレスチナが再び一触即発。欧米債務危機をそらす上で「第3次大戦」のうわさしきりだ。
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裏をかかれヨイショ 本尊の落とし穴にはまるな (2011.11.30)
高寄り後もみ合い。後場底上げになった。前日の欧米株高に呼応するもので、29日ユーロ圏財務相会議の問題解決を理想買い。反動が予想されるところ。クールな印象である。29日述べた欧米の不良債権1200兆円。当たらずとも遠からず。欧州債、米国債入札も裏金、見せ金の世界。これに対し日本の資金繰りは、28日の日銀総裁と中部財界の懇談会のやりとりからもずっと健全。はるかにマシだ。同総裁は、1995年以降で見ると、日本の通貨供給の増加は欧米を上回ると述べる一方、通貨供給と為替相場はあまり関係ないとも強調した。
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欧米の不良債権1200兆円 今週の欧州債入札もマジック (2011.11.29)
週明け反発。主力中心に戻した。イタリア紙が自分たちの国に「IMF最大6000億ユーロ支援準備」を伝えたのがきっかけという。眉唾ものだが、28日~12月1日までイタリア、ベルギー、スペイン、フランスの国債入札を控え円滑消化を狙ったもの。一斉に買い戻しが入った。しかし、IMF融資枠は2011年8月末30兆円のはず。今回62兆円に倍増し裏金、見せ金の世界に吸い込まれている。昨春日本人がスイス当局に没収された億単位の米国債を思い出した。財務省のものとみられ2度目。
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つくられた危機に備えよ 繰り上がるファンドの持ち高調整 (2011.11.26)
高安まちまち。模様眺め。持ち高調整売りが気になる。ヘッジファンドと金融機関の決算を控えているためで、8、9月に続き11、12月関門。日経平均を見ると、10月31日9152円を戻り高値に11月下げっ放し。25日7680円が下値の目安と述べた。
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日経平均7680円目安 NHKでも22日応仁の乱を追認 (2011.11.25)
18日から全面安の雰囲気と述べた通り。売り一色になった。23日札割れになったドイツ10年債がきっかけ。入札60億ユーロに対し落札39億ユーロにとどまり見切り続出。世界中株安に見舞われた。日本は自分たちでやりくりしたのに迷惑千万である。同日、米国も議会超党派協議による財政赤字削減法案に折り合いがつかず期限切れ。議会による法案成立期限12月23日を控え再び波乱含み。■■■■■(****)と■■■■(****)の動きが悪く、■■■(****)、■■■(****)も下値目安を割り込んだだけに、日経平均8000円割れでも収まらない。23日は中国で製造業購買担当者景気指数が予想を下回り、目下お手上げの状態。欧米、中国は政策期待で時間稼ぎしているが、日本に限ると破れかぶれ。永田町と霞が関は使い物にならない。
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