証券ビュー

崩落歓迎気分 灰汁抜きが必要 (2016.07.13)

昭和の風林史 (昭和四九年七月十一日掲載分)
頭づかえながら一度下げておいて、
それから出直せばよい。
当面安い事は楽しみを先に伸ばす事だ。
「ひるがほや川となり又みちとなる 蚊杖」

商品市場全般に参院選の〝後遺症〟

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底叩き買い戻し第2幕 7~9月やり過ぎると玉不足に (2016.07.13)

マドを空けて続伸。日経平均一時529円高。後場伸び悩んだ。前場6月23日の1万6238円を抜き、英国がEU離脱する前の水準を回復。戻り売りによるものだ。大引けで翌24日の高値1万6389円を抜くと本物。

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短期間の整理 大勢的な押し目 (2016.07.12)

昭和の風林史 (昭和四九年七月十日掲載分)  
天候と今夜の作柄次第であるが、
整理に入った相場は
早ければ十五日以降に反発しよう。
「蚊ばしらや眉のほとりの空あかり 蛇笏」
小豆二万円の壁は厚い。
いずれは、あり得る値段ではあろうが、
今の時点で二万円は抵抗感が強い。
台風八号が
北海道に上陸しそうな進路をとったため
連休明けは寄り付きを買ったけれど、
大手買い方は、すかさず利食いしたため
燃えかけた火は消えた。

考えてみれば一万九千円という水準は、
次のようなすべての要因が織り込まれている。
①作柄の悪さ。
②天候不順。
③生産者コストと流通費用の高騰。
④諸物価、特に米価との比較観。
⑤仕手筋の介在と、長期思惑の投機家の存在。
⑥先行きの天候不順と作況低下予想。
⑦市場内部要因。
⑧輸入発券。そして古品の在庫圧迫と実需不振。
⑨新・旧穀間のサヤと小豆・手亡間のサヤ。
考えられるすべての要素を織り込んでの
一万九千円である。

旧穀期近限月の〝七月もの〟一万六千五百円。
目下のところ、これ以上のモノでない
―ということを
過去五カ月を通じ念を押してきた。
先限をタレント化して人気を集め、
牽引車の役割で煽り立てても、
旧穀四月限の腰は重たい。

相場というものは、
買っても買っても騰がらない時がある。
熟していないのである。

平年作は
期待できないであろう新穀の限月だが
一万九千円は十分に買った値段である
という事を証明した。

そこで、相場というものは、
買いすぎたシコリをほぐすための
整理に入って休養する。

高値から千円押し地点。
一万八千三百円あたりが
押し目の限界ではなかろうか。
早ければ今週末。
遅くとも来週あたりから
整理を済ませた相場は、再び二万円に挑戦しよう。

しかし、もし産地の天候が今後順調で、
高温多照となれば、
七月八日の高値が当分の天井となり得ることも
考慮しておかなければならない。

去年の大天井が七月の13日。
値段も大阪一万九千三百円台であった。
なんとなく嫌な感じがしないでもないが、
すべては今後の天候の推移にある。
大幅安は買い場になろう。

 ●編集部注
このあたりが買い場であった、
という事を当事者は後になって知る事になる。

 逆張りは、口だけなら何とでも言える。
実際にやると、己の堪え性の有無が良く分る。
大抵は手酷い目に遭う事で…。

【昭和四九年七月九日小豆十二月限大阪一万八八四〇円・七〇円高/東京一万八七五〇円・四〇円高】

小判鮫が似合う日本 一か八か7月追加緩和で大勝負 (2016.07.12)

週明け全面高。日経平均一時710円高。前週末、一矢報いる変化日になった。米雇用統計28万7000人に上振れ、24回参院選で与党圧勝、首相12日にも経済対策指示など新たな手掛かり。

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草刈正雄も復活 マキタ 7月12日 (2016.07.11)

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 マキタ(6586)は踊り場。前期後半から伸び悩み。今期も慎重な見通しだ。原油のリバウンド一巡、米国利上げ足踏み、英国EU離脱など円高(現地通貨ベース)によるもので、今期の世界生産台数2570万台(3.1%減)の見込み。

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