リスク後退し総踏みも これから2週間今年最高の場面 (2016.07.19)
前週末続伸。日経平均一時222円高。5連騰になった。TOPIX然り。NYダウが3日連続最高値を更新したほか、前場1ドル106円の円安が追い風。
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ノーモア煉獄の虐殺 手亡張り付け天井か (2016.07.15)
昭和の風林史 (昭和四九年七月十六日掲載分)
―市場管理の仕方に万人の神経が集中―
きょうも東穀のドームから
フランチェスカのチャイムがなる。
ノーモア40年小豆の祈願を込めて。
「業苦よび起す未明の風鈴は 波郷」
手亡が出ていく小豆が残る。
残る小豆が恨めしい。
手亡の凶作は、ほぼ決定的である。
値が残っているうちに買い玉を
建てておこう―と、期近限月も買われだした。
規制が強化されるだろうし、
最終的には上限値制限か、
新規売買の停止という場面か、
過去の市場管理の仕方なら充分に予想出来る。
この場合、自社株、即ち懐玉が、
どういうポジションにあるかによって、
これまでは、規制の仕方がいろいろ違った。
現在は、懐玉が制限されているため、
『客に買われて、上値無制限では店が食われる』
―という事などあるまい。
穀物市場が信頼されていない大きな原因が、
これまでのデタラメな市場管理の仕方にあった事は
万人認めるところである。
筆者は、事あるごとにそれを攻撃してきた。
懐玉が買われている時
(店が顧客の買いに対して
売りポジションになっている時)は、
早々と規制して自粛の名のもとに
上限値を決めてしまう。
その逆の時(
顧客が売りポジションで店が買っている時)は
規制のテンポがゆるく、
張り付け(天井)にしないで
踏みを充分に取っていくやり方。
業界の一部のボスによる〝きたない手〟が、
まかり通った時代があった。
誤解のないように言うが現在は、
自社玉が規制されているから、
そのような事は、恐らく無いと思う。
しかし時々、自社玉規制反対という声を聞く。
自社玉は顧客のためになるという理論は、
あれは真赤な嘘だ―とは言わないが、
昭和四十五年東穀二・一八小豆のハプニングや、
四十三年東穀三月限手亡〝夕方の納会〟。
昭和四十年四月十六日小豆立ち会い停止など、
時の理事長、理事者、市場管理人等
一部のボスによる〝虐殺〟の歴史が
人々の頭から抜けきれない。
そうなのだ。
北海道冷害凶作年の仕手戦は、
煉獄の中の虐殺であった。
なぜ東京穀物商品取引所の
立ち合い場フロアのドームから
フランチェスカの鐘を鳴らすのかといえば、
ノーモア40年小豆、ノーモア45年
二・一八事件と切なる祈願を込め、
燦(さん)と散った犠牲者の冥福を祈るためだと思う。
関係者一同は波乱気味の市場管理に心されたい。
●編集部註
昭和歌謡記述が続く。
フランチェスカの鐘は
広島の原爆への鎮魂歌として知られる。
この時の相場とこの唄と
何かが重なって見えたのだろう。
【昭和四九年七月十五日小豆十二月限大阪一万八八八〇円・一〇〇円安/東京一万八八四〇円・一一〇円安】
25日勢い余って爆発も 最悪のシナリオ織り込みアク抜け (2016.07.15)
戻り売りをこなし4連騰。日経平均一時167円高。包み陽線で引けた。商いを伴い押し目なし。8日から■■■(****)がスマホ「ポケモンGO」のヒットを手掛かりに断トツの人気。ノンストップでリードしている。
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天井打たず底打たず 煙も見えず雲もなし (2016.07.14)
昭和の風林史 (昭和四九年七月十五日掲載分)
―今週は小豆艦隊いよいよ出動―
アカシヤの雨に打たれて畠が冷えている。
今週は、きっと小豆艦隊も出動しよう。
「夏川の砂さだめなき流れ筋 蛇笏」
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来週買い戻しに拍車 NYダウ最高値更新から日本追随 (2016.07.14)
主力中心に3連騰。日経平均一時349円高。6月24日の高値1万6389円を抜き一服した。前日1年2ヵ月振り最高値を更新したNYダウに追随。3空を見て窓埋め。売買代金が急増しており本物に近い。
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