証券ビュー

薄日もれる1Q 旭化学 10月25日 (2016.10.24)

リバウンドのきざし
タイ子会社仕込みにかかり切り
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旭化学工業(7928・JQ)は底入れ。1Q連結新規受注に手掛かり。円高も後退し薄日がもれた。前期2度下方修正に追い込まれた反動によるもので、10月13日タイ国王死去に伴いバーツ下落一服。あく抜けの公算が大きい。

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「日かげりて重たくなりぬ鯊の竿」 垣秋津」 (2016.10.24)

昭和の風林史(昭和四九年十月十四日掲載分)
下値深くない 息の長い投機を
しばらく暴騰する気配はないが、
下値も深くない小豆だ。
当面ビジネス的買いさがりがよい。
「日かげりて重たくなりぬ鯊の竿 垣秋津」
先物小豆の長期投資の方法として
三月限の一万六千円割れを
投下資金の四分の一で買い、
五千五百円があれば同じ枚数を買う。
残り資金の半分は追証として準備しておき、
五千円を割るような相場なら
残り資金の半分で三段目の買い玉を建てる。
このようにして、買い建て平均値を
出来るだけ低くし資金にゆとりを持たせて
三つき半年先まで思惑の糸をのばす。
小豆の下値限界点は最悪場面があるとしても
九月28日の安値一万五千五百円まである。
生産コスト、他物価との比較、
市場内部要因面から考えてみても、
そのあたりまでのもので、この考え方は、
相場を弱気している人たちでも〝まずは、そのあたりまでか〟
と売り玉の手仕舞いを考える地点である。
商品市場での各社のセールス活動を見ていると
大きな資金を引き出して
お客さんに乾坤一擲の一発勝負を勧めている。
成る程、当たれば大きいし、格好もよいが
乾坤一擲の勝負は年に一度あるかないものだ。
玉の回転や手数料収入を考えれば、
お客さんに取るか、取られるかのスリルを
味わってもらう一発勝負即ち、
証拠金筒一杯の仕掛けが
取引員としては効率はよいけれど、
お客さんの側は、相場のテクニックを
楽しんだり苦しんだりする時間的ゆとりがない。
先限に玉を建てられて、半年もじっとされていては
玉の回転を目的とするような取引員にとっては、
始末が悪いわけだが、
いつまでも新規新規の一発主義では
市場に参加する投機家は先細りしていくだろう。
商品業界は、もうそろそろ相場を
単なる投機としてではなく、投下資本の利回りや、
計画的長期投資のテクニックを
営業の基本姿勢にしてもよい時分だ。
利の乗った玉は、
お客さんのほうから利食いを催促するもので、
利食ったあとまるまるこれを全部勝負にぶち込まず、
良識によってある程度温存させ、
あらためて安全的長期思惑の戦線をのばすようにしたいものだ。
目先、目先、回転、回転、新規、新規の時代は終わっている。
アメリカのように相場とじっくり取り組む営業姿勢が望ましい。
●編集部注
相場とは関係ないが、今も昔もこの時期は
ペナントレースと日本シリーズの端境期である。
平成二八年は、引退する選手が放った
「俺のために優勝しろ」という言葉が話題になったが、
昭和四九年十月十四日に引退した選手が放った
「我が巨人軍は永久に不滅です」という言葉は、
今や伝説となっている。
【昭和四九年十月十二日小豆三月限大阪一万六四四〇円・八〇円安/東京一万六六六〇円・一一〇円安】

5連騰に伴う初押し 米国も日本の官製相場を後押し (2016.10.24)

前週末反落。後場円高に振れ、先物売りに伸び悩んだ。週末ポジション調整、騰落レシオ131%、GLOBEXも弱含みなど日経平均5連騰(461円高)に伴う初押し。予想以上に強い。

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目先を考えず 長期投資の時期 (2016.10.21)

昭和の風林史(昭和四九年十月十二日掲載分)
ビジネスとしての商品投機を考えれば、
今の先物小豆は格好の投資物件である。
非常に有利だ。
「豆引くや親の世のまま畦曲る 院鳥」
株式市場は大暴落のあと
NY株の猛反騰を映して休日明け急騰した。
10日の休日が狼狽した市場の人気を
落ち着けるのに役立った。

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先物主導でリスクオン 年末年始リスクオフの影響受ける (2016.10.21)

 寄りあと先物主導でリスクオン。現物の裁定買いを誘発し日経平均、TOPIX 高値引け。10 月暴落説の裏目が出た。19 日 NY ダウ続伸を受けたもので、原油高、トランプリスク後退(TV 討論会3回目)、モルガン・スタンレーの好決算発表(7~9月期)など手掛かり。

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