証券ビュー

5G巡る踊り場 NDS 12月22日 (2017.12.21)

2018~20年正念場 
プロジェクト具体化し規模も大きい
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NDS(1956)は連結好調。137.3%営業増益で折り返した。前期落ち込んだ反動と繰越工事の消化によるもので、受注が伸び悩み後半慎重だ。3年後に東京五輪を控え、5G(第5世代通信規格)実用化を巡る踊り場。

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「うかうかと年よる人やふる暦」 芭蕉 (2017.12.21)

昭和の風林史(昭和五四年十二月十四日掲載分) 
輸大自己玉変化 売り玉増勢の傾向
東・西両市場の輸大自己玉が売りになった。
この変化は相場を考える上において重要である。
「うかうかと年よる人やふる暦 芭蕉」
輸入大豆の大阪穀取の自己玉は、
長いあいだ売りより買いのほうが多かったが、
売り買い接近したあと、
売り玉が買いを上回った。
東穀の輸入大豆自己玉は相場が
上昇段階でも、圧倒的な上長だった。
そしてここにきて更に売りが増え、
買いは減少気味である。
東西両市場とも、
取引員の自己玉が売りになったという事は、
相場を判断する上で貴重な資料である。
取引員会社によって
この自己玉の扱い方は、まったく違う。
ある一定の比率で、顧客筋の売買に、
自動的に向う方式、
いわゆるスライドのところもある。
また、ダミー会社、
あるいは傍系店を利用したものもある。
会社が、まったく自己のリスクで
相場を思惑する当業者取引員の自己玉もある。
自己玉には枚数あるいは比率による規制がある。
しかしこれは、別法人、別名儀等で、
抜け道を探せばどのようにでもなる。
商品取引員が当業者主義を建前とし、
専業取引員も、
『みなし当業者』の建前になっているから、
自己玉は、なんら制約されるところはないが、
これが建玉数を規制されていることから、
ダミー会社、傍系会社間との預け合い、
仮空名儀などが利用される。
自己玉が規制されているのは
極端な客向いに弊害が出る事や、
取引員の財務内容が
悪化するのを防止するためである。
確かに自己玉は、
顧客サービスになる場合もあれば、
取引員会社の経営の支えになるところもある。
しかし、
そうとばっかりいえないところもある事は、
主務省当局が一番よく知っている。
自己玉が取引員の経営内容を
極端に悪化した例も多いし、
決して顧客サービスでないやり方の
ところもある。
だから、自己玉は、
その使い方で毒にも薬にもなるのである。
相場担当の練達な商社マンは、
取引員の自己玉を店の性格別に分析し、
これをグラフ化して、
相場内部要員の
変化を知る有力な資料にしている。
これは輸入大豆に限らず、
すべての相場についても言える事である。
投機家も『自己玉に強くなる方法』を
研究されるとよい。
玄人筋は、自己玉の推移、変化、傾向を、
常に相場判断の重要なファクターにしている。
●編集部註
 自己玉が非公開になっている現在、
残念に思う人もいれば、
ほっとしている人もいるだろう。
 一部、手の内を晒して相場を張るのだから、
むしろ今よりも公明正大であった
と感じるのは筆者だけであろうか。

戌笑い亥固まる印象 若い世代が日本株を買い代替わり (2017.12.21)

売り一巡後反発。小確りで引けた。米長期金利上昇によるもので、一時2ヵ月ぶり2.47%をつけ米主要3指数反落。減税が長期金利上昇に跳ね返ると株安の前触れ。10月27日の2.46%を上回り、自動的にアルゴ取引が動き出したという。

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「笹鳴や山影かぶる二尊院」 池冷 (2017.12.20)

昭和の風林史(昭和五四年十二月十三日掲載分)
輸大は戻り売り 抵抗しながら安く
円相場は大底を打った
という見方でよいのではないか。
輸大相場は大勢戻り売りが基調と思う。
「笹鳴や山影かぶる二尊院 池冷」

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来年から減税で後半戦 資産バブルに吸い込まれる仕組み (2017.12.20)

続伸で始まり小反落。「三尊天井」になりかけた。日経平均が三度2万3000円を抜けず、出来高と売買代金が減少。息切れしたためだ。週明け米減税法案成立の見込みを好感し、米主要3指数が最高値を更新した矢先材料出尽くし。

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