自動車関連がリード
航空機関連も新たな手がかり
進和(7607)は続伸。2ケタの高い伸び。前期からバランスを取り戻した。4月8日、10月11日の修正発表によるもので、見込みより減収だが収益改善急ピッチ。引き締まっている。リーマンショック、震災、円高にもかかわらず、国内外日本企業の生産回復を物語るもので、過半を占める自動車関連がリード。トヨタグループの設備投資に呼応している。連結売上高のうち、前期の自動車関連64%(直前期56%)、海外売上高26%(同19%)。
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2ケタ続伸 ダイセキ 10月20日 (2011.10.19)
震災こなし予想以上
来期ピーク更新も視野に
ダイセキ(9793)は連結2ケタ続伸。震災をこなし予想以上の折り返し。後半も堅調な見通しだ。単体が回復基調にあるほか、連結子会社環境ソリューションの上方修正が手がかり。1Qと比較して減益になった鉛リサイクルと同増益のタンク洗浄子会社のシナジー効果も見どころ。今期の連結売上高はピークの09年2月期372億円と肩を並べる見込み。
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上方修正 メディカル一光 10月18日 (2011.10.17)
調剤の市場拡大に呼応
ヘルスケアが次のステップ
メディカル一光(3353・JQ)は好調。1、2Q連結2ケタ増益。続伸している。9月21日の上方修正によるもので、調剤の市場拡大に呼応するもの。既存店の伸び(2Q連結累計5・9%増)が目立つ。販管費の改善、有価証券・固定資産売却益も寄与した。
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堅調な折り返し 岡谷鋼機 10月12日 (2011.10.11)
通期据え置きに含み
3・11から次の流れつかむ
岡谷鋼機(7485)は堅調。予想を上回る折り返し。中間1円増配し期末前期のまま。3・11から流れが変わった。7月5日中間期予想発表、9月28日上方修正によるもので、通期予想据え置きに含み。震災直後の初動がもたらした。急ピッチに復旧したサプライチェーン、電力不足克服、中国やアジアなど根強い新興国需要が手がかり。事実、鉄鋼(2Q連結累計1%増収)はじめ情報・電機(同7%増収)、産業資材、生活産業全部門増収。
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新業態が浸透 福島印刷 10月7日 (2011.10.06)
提案受けるDPサービス
印刷業界で一歩抜け出す構え
福島印刷(7870)は続伸。新業態が浸透している。直近2期増収に転じ、官公庁向け事務通信やなどDPサービスが2ケタの高い伸び。従来のビジネスフォームや商業印刷の落ち込みを吸収している。このため、連続1円復元し5期ぶり10円配当を表明。リーマンショック、震災、円高を通じて一皮むけた。前期の受注高56億円(3%増)。
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