「木曽路」の脱皮やってくる
木曽路(8160)は回復。4期ぶりに収益好転。直近きっかけをつかんだ。前半見込みより減収だが採算改善。7~9月足を引っ張っていた牛肉のセシウム問題解決(規制値の10分の1)。10月以降客足が戻り来期にかけて出店増が見込まれるためだ。
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1Q発表が手がかり
3、4Q採算改善見どころ
石塚硝子(5204)は上振れ。比較的堅調な折り返し。通期でも計画を上回る見込みだ。9月29日の修正発表によるもので、震災直後を物語る7月20日の発表が手がかり。連結6%増収、58%営業増益と予想以上。飲料水不足に伴う紙容器・PETプリフォームの受注増が先行した。
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タイ立ち上げ 旭化学 10月26日 (2011.10.26)
震災に円高こなし続伸
日本、中国、タイ3国生産体制
旭化学工業(7928・JQ)は続伸。震災に円高をこなし堅調。7月タイに生産子会社を立ち上げ、1年後稼働する見通し。新工場は首都バンコクの南、車で20分の高台にあり、洪水に見舞われた北部に対し問題ないという。計画通り電動工具部品、自動車部品等プラスチック製品の生産に入る予定。01年中国崑山立ち上げから10年。前期28億9600万円(営業利益2億1500万円)と国内に肩を並べ、来年以降タイでも同規模の生産拠点になる見通し。
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自動車関連がリード
航空機関連も新たな手がかり
進和(7607)は続伸。2ケタの高い伸び。前期からバランスを取り戻した。4月8日、10月11日の修正発表によるもので、見込みより減収だが収益改善急ピッチ。引き締まっている。リーマンショック、震災、円高にもかかわらず、国内外日本企業の生産回復を物語るもので、過半を占める自動車関連がリード。トヨタグループの設備投資に呼応している。連結売上高のうち、前期の自動車関連64%(直前期56%)、海外売上高26%(同19%)。
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2ケタ続伸 ダイセキ 10月20日 (2011.10.19)
震災こなし予想以上
来期ピーク更新も視野に
ダイセキ(9793)は連結2ケタ続伸。震災をこなし予想以上の折り返し。後半も堅調な見通しだ。単体が回復基調にあるほか、連結子会社環境ソリューションの上方修正が手がかり。1Qと比較して減益になった鉛リサイクルと同増益のタンク洗浄子会社のシナジー効果も見どころ。今期の連結売上高はピークの09年2月期372億円と肩を並べる見込み。
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