素材の強み MARUWA 12月6日 (2011.12.05)
今、来期連結最高益も
経営資源を成長3分野に集中
MARUWA(5344)は好調。予想以上の折り返し。今、来期連結最高益更新も考えられる。震災、円高、タイ洪水、さらに欧米債務危機をしのぐもので、経営資源をHEV・EVや風力発電、高速鉄道等のインバータに使われるパワーモジュール、高機能携帯向けEMC対策部品、LEDセラミックモジュール基板3分野に集中。一段と技術開発、製販・品質保証体制を強化する。
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踏ん張りどころ 日東工業 11月30日 (2011.11.29)
タイ洪水から抜け出す
海外と新規事業が次世代の目玉
日東工業(6651)は踊り場。10月から増強したタイ工場が洪水に見舞われ踏ん張りどころ。11月に水が引き抜け出す構えだ。被災損失に保険適用(損保ジャパン)。操業再開に半年かかる見込み。1、2Q住宅着工、設備投資が持ち直した矢先3、4Q厳しいという。しかし7月29日上方修正し、15円配当(当初13円)据え置きを表明。リーマンショック、震災をしのいだことも事実。
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次の100年園芸機器
タイ工場立ち上げが前途示唆
マキタ(6586)は一服。円高がブレーキ。前半上振れしたが、後半計画線に自重。11月25日に年初来安値2501円をつけた。28日反発している。7月29日、10月31日の修正発表によるもので、国内外堅調な電動工具の需要に対し当初円ドル83円、ユーロ118円を通期78円、108円のレートに切り上げた。しかし現在77円、103円となり、欧米債務危機に一喜一憂する展開。来年1月ユーロ債の集中償還を控え波乱含みになっている。同社の場合、85年米国工場を振り出しに中国、英国、ドイツ、ブラジル、ルーマニアで電動工具を生産。2Q連結累計87.4%の海外生産比率。影響が小さい。
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最高の折り返し ゲオ 11月28日 (2011.11.25)
ガバナンスにけじめ
順調なら最高益更新し増配
ゲオHD(2681)は好調。2Q連結累計最高の折り返し。3、4Qも高水準の見込み。ユーザーの支持がうかがえる。09年7月以降旧作100円のレンタルキャンペーンがきっかけ。ユーザーが自分たちの古着を持ち込むリユース事業も着実に伸びているためだ。
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活気が伝わる 東洋電機 11月25日 (2011.11.24)
得意分野の受注増目立つ
南京子会社の新工場11月稼働
東洋電機(6655)は1、2Q続伸。採算も好転している。海外制御装置、空間光伝送装置、変圧器など二ケタの高い伸び。原価・販管費の改善もある。11月2日修正発表し足もと堅調。得意分野の受注増が目立ち期待をもてる。震災に伴う復興需要のほか、11月19日稼働した南京子会社の新工場が手がかり。前者は変圧器が呼び水で、後者が中国・アセアン向け設備支援の次世代拠点。後者の場合、前身を92年に立ち上げ通算20年。名古屋と南京が姉妹都市の関係にあることも支援材料。今後従業員300人(単体約200人)で収まりそうもない。
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