次の展開に備える エイケン 12月22日 (2011.12.21)
この不況下で設備一新
稼働に伴い半年、1年後楽しみ
エイケン工業(7265・JQ)は踊り場。次の展開に備えるところ。今、来期正念場とみられる。直近3期リーマンショック、震災、原発事故など混乱を消化。鋼材高吸収、設備一新に取り組んでいるためで、今期一転減収減益の見通し。現時点で計算すると鋼材7000万円、償却負担増3000万円相当の減益要因。しかし、引き合いが増加している韓国車をはじめ円建て輸出が堅調。11、12月予想を上回り今後増収も考えられる。
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近く中期計画 電話施設 12月21日 (2011.12.20)
モバイル系でも実績
光の道半ばだが来年上昇運
日本電話施設(1956)は日柄調整。次世代通信インフラ途上。政府による「光の道」半ばを反映している。NTT(9432)のトレンドと重なるもので、福岡や広島に営業拠点を開設。モバイル系でも実績を積み上げる構え。NGNサービス、光関連工事の拡大が続いており、近く中期計画を取りまとめる旨明らかにした。6月に追加出資して連結子会社にしたBMT社もこの一環。
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5年続く上昇運 矢作建設 12月20日 (2011.12.19)
耐震補強事業が代名詞
生きてくる今、来期の仕込み
矢作建設工業(1870)は小確り。見込みより減収だが予想より増益の折り返し。3、4Qほぼ計画線という。減収はこれまで優先された学校耐震化がピークアウト。直近3期急伸したピタコラム事業一服によるもの。学校に限れば2011年度86%といわれ、今後警察や消防、病院など防災拠点や集合住宅等に広がる見込み。
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じわり堅調 中部鋼鈑 12月15日 (2011.12.14)
消えた需要が姿見せる
マイナスとマイナスでプラス
中部鋼鈑(5461)は堅調。じわり締まっている。震災後落ち込んだ需要が予想以上に回復。直近反転したスクラップに対し、来年1~3月先安感が出ているためだ。復興需要がずれ込んでいるとみられ、リーマンショックと震災を通じマイナスとマイナスでプラス。生産性が上がりコストが下がった。
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4Q追い込み待ち CKD 12月13日 (2011.12.12)
面白い生涯現役制度
課題は海外の次世代インフラ
CKD(6407)は健闘。予想を上回る折り返し。3、4Q慎重だが堅調な見込み。10月31日の上方修正によるもので、主力の自動機械、機器ともに通期前年並みを確保。来期は半導体関連底入れを手がかりに明るさを取り戻す見通し。11月20日に石田前社長死去(69)。年明け1月23日お別れ会がある。神田元社長とバッテリーを組んだ中興の祖。ITバブル崩壊を契機に徹底的な体質改善に取り組み、07年3月期に連結売上高1042億円、最高純益75億円を計上した時のトップ。
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