世襲ストップ新体制
今、来期の仕込みで巻き返し
矢作建設工業(1870)は巻き返し。転機を迎えた。4月8日前社長急逝によるもので、二人三脚だった藤本社長(59)中心に新体制。8月3日1Qを発表したが、中間、通期修正なし。一念発起、さばけた印象を受けた。前社長の遺志といわれるトップの世襲がストップ。オーナー経営を軌道修正。社長より社員、社内より顧客評価で動く体制にシフトしている。
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目から鱗の開発力 中央紙器 8月30日 (2012.08.29)
次のステップに備える
連結営業利益率レンゴーの倍
中央紙器工業(3952)は高水準。次のステップに備える場面。踊り場が続きそうだ。1Q連結わずかに計画を下回った前期の延長上。5%増収、8%営業減益の足取り。復興需要が主因で増収になったが、原紙高を半分吸収した程度。国内、海外ともに減益。それでも営業利益率10.2%。
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中・小型店が中心 藤久 8月29日 (2012.08.28)
出店純増により続伸
2014、15年にピーク挑戦
藤久(9966)は続伸。健闘している。出店純増によるもので、地域密着型の中・小型店60、35坪タイプが中心。従来商圏10万人90坪の標準タイプから3万人レベルまで一段と絞り込んだ。前期出店49(退店19)、今期45(20)の計画。これまで400(前期末427店舗)と380の往来だったが、前期抜け出し増収を確保。2桁増益が続きそうだ。
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次の初動見もの 太陽化学 8月28日 (2012.08.27)
原油・穀物高など見越す
6項目の課題実現し巻き返し
太陽化学(2902)は踊り場。巻き返しに備えている。取引先の震災特需一巡、原油・穀物高など見越したもので、今期一転減益の見通し。前期後半例年にない落ち込みを経験し、国内、海外挙げて市場変化、グローバル化、品質管理、人材育成など6項目の課題実現に意欲。今、来期の仕込みがモノをいいそうだ。
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20日から現地出荷CKD 8月22日 (2012.08.21)
海外生産順次引き上げ
中国の工場移転、拡張本格化
CKD(6407)は端境期。攻勢に入った。今期連結増収増益を見込み、14円配当(復元2円)を表明。懸案の中国工場移転、拡張計画本格化。8月20日から日本の品質レベルで3次元はんだ印刷検査機の出荷が始まった。電子基板の実装に不可欠で、不良率70%を占める初期工程に投入。
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