証券ビュー

ああ〝うなぎ屋〟S安に燦と散る (2015.04.09)

昭和の風林史(昭和四八年四月五日掲載分)  
硝煙たちこめS銃の撃ちあいが済めば
抜刀隊の肉薄攻撃となる。
小豆は買いの旗ちぎれるも厳然。

「ゆっくりと時計のうてる柳かな 万太郎」

>>続きを読む

売りたい強気が本音 円安と原油安で実力以上の回復 (2015.04.09)

一部始終確り。米国主要3指数反落にかかわらず堅調。日経平均が3月25日の戻り高値1万9746円を抜いた。主力の一角に中低位、二部、マザーズやJQなど新興市場にも物色機運。3月26日述べた83カ月と

>>続きを読む

あれは三日前 下げ過ぎの相場 (2015.04.08)

昭和の風林史(昭和四八年四月四日掲載分)

スケールの大きい相場である。
下値にとどいたし下げ過ぎたから、
猛然と反騰しよう。S高あり。

「花の雲鐘は上野か浅草か 芭蕉」

相場の人気は潮の引くように、
そしてまた潮が満ちるようなものである。
さしもの繊維相場も満つれば欠ける。
小豆相場にしても同じである。
人気は寄せては返す波のようなものである。

一万六千円も相場なら一万二千円も相場。
現物が豊富にあることぐらい
一万六千円時点でも充分承知していた。
しかし、買い人気旺盛で
需給事情は隅のほうに押しやられていた。

熱狂、熱狂、また熱狂で
頂点に達した相場が反落した。
行き過ぎの反省。

買い過ぎの反動。

いまさら鬼の首を取ったみたいに
六十万俵余るとか、七十万俵余るなどと
騒ぐ事はない。
そういう事は当初から承知の上だ。

ただ、知っていても、湧いている時は、
人気面で受け付けないだけである。

ひとたび満ち満ちたあと潮が引き始めれば、
水面下に隠れていた岩礁が表面に出る。
あたかも天から降ったか地から湧いたかの如く
受け取れるような軟材料にしても、
初めから判っていたし予測できるものだった。

市場は悲観、絶望の極にある。
即ち潮の引いた極限に近い状態である。
売り方は、遺恨なり十年一剣を磨く。
この機を逸する事なく
買い主力にとどめを刺さんと勢いに乗る。

だが、相場は下げ過ぎだ。
いかに下げ過ぎであったかが、
これから目(ま)のあたりに証明されよう。

三千円割れの先三本は買いである。
まさしく延べ棒だ。

少なくとも四月二日のS安は余分な下げ、
いうなら行き過ぎである。
だが、相場には行き過ぎがつきもの。
このS安で整理が急進した。
人気面もいまでいう急速冷凍冷蔵庫、
完全に冷えてしまった。

テレビで人気歌手が歌っている
〝あれは三年まえ―〟などと。
相場は三日見ぬ間の桜かなである。
三年前の事など覚えていない。
男子三日見ざれば忽然たり。
相場三日見ざればS安なり。
とは申すものの、
とどいた相場三日見ざればS高なり。
世の中のテンポは目まぐるしい。

高値から(八限)三千五百円安。
あっさりと、やったものだ。
四月限で六千六百円高の三千七百六十円安。
スケールが大きい。

●編集部注

 今週の東京白金の様な流れを、
当時の風林火山は思い描いていたと思う。

【昭和四八年四月三日小豆九月限大阪一万三一八〇円・三九〇円高/東京一万三一九〇円・四〇〇円高】

まず自分を変えること 日本や世界を変えるのはそれから (2015.04.08)

主力中心に反発。後場一段高になった。イースター明けNY市場に追随。円高一服、投信設定、10日オプションSQを控え先物にヘッジ買いも入った模様。しかし、6日3ドル反発したNY原油先物が1日天下。

>>続きを読む

いちるの光明見出す 福島印刷  4月8日 (2015.04.07)

印刷の業態転換リード

高性能プリンター稼働が決め手

企業HPご案内   前回の企業レポート

福島印刷(7870)は反転途上。増収減益で折り返した。三角もち合いに入っている。1月に最新鋭のロール式インクジェットプリンターを導入。今後、増収(増益)が見込まれるためだ。

>>続きを読む