中期計画あと一歩 ノリタケ 1月13日 (2016.01.12)
上方修正で折り返し
世界3強をうかがう工業用砥石
ノリタケ(5331)は底堅い。連結上方修正で折り返し、通期予想据え置き。第9次中期計画大詰めを迎えた。3Q一進一退とみられ4Q追い込み。年明け波乱含みで緊迫している。前半順調であり同計画射程圏。
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昭和の風林史(昭和四九年一月十日掲載分)
一万八千円近い小豆が高いか、安いか。
それはやはり今年の天候次第。なんともいえない。
「かつぐ背に大判ゆるゝ福の笹 緑水」
七日正月も済んで、今日は十日戎。
大阪には今宮、堀川、野田など
各所に恵比須神社があって賑わい。
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原油の反発カンフル スケープゴートが出そうな情勢 (2016.01.12)
前週末の日経平均5日連続安。1949年、東証再開以来初めて。3連休明け見ものだ。8日のSQ値1万7420円、米雇用統計発表を受けたもので、依然原油安、中国株安、人民元安が足かせ。
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昭和の風林史(昭和四九年一月九日掲載分)
高ければ安いし、安ければ高いし、
あたかもそれはシーソーのようにしながら
水準を高める。
「粥あつしまどかに落す寒卵 忠一」
縁側にまでお正月の陽がさして、
石油ストーブとガスストーブと電気ストーブとを
お正月だから全部赤々とつけて、
お座敷に温度計を置いて
二十七度ぐらいまで室内をあたため、
さっぱりと浴衣(ゆかた)に着がえ、
庭の日の当らない場所に積み上げて
充分に冷やしておいた麦酒を飲もうと思った。
すでに、こういうことを
しようとするからには、かなり酩酊している。
日本酒を呑んで、ウィスキーのソーダ割りを飲み、
山中国男氏から戴いた一九六七年産の白葡萄酒を
一本あけて、デザートに麦酒という趣向である。
寒月懸れる針葉樹林
橇の音氷りて物皆寒く
野もせに乱るる清白の雪
しじまの暁ひひとして舞ふ
ああその朔風飄々として
すさぶる吹雪の逆巻くを見よ
ああその蒼空梢つらね
樹氷咲く壮麗の地を此処に見よ。
ラジオで北大 恵迪寮 寮歌をやっている。
歯切れのよいこの寮歌を聞いていると
商品研究所の菊池栄氏が
目の前で酔っぱらっているような錯覚に陥った。
菊池氏の横に森川直司氏がいる。
東穀の森川氏は
寒の滝にうたれて精悍そのもの。
森川氏は小生が海に落ちた夢を見たという。
僕は菊池の栄ちゃんが歯をはらして
田中さんみたいに
顔のゆがんでいる夢を見た。
うづまく硝煙飛び散る弾雨、
万兵ひとしく大地をけって
オーターローは、かばねの小山、
運命いかにああフランス、
運命いかにああフランス。
などとやっていたら
相場がどちらに動いても
いいと思うようになってきた。
読者は、きっと、こう思うだろう。
風林はまだお正月気分が抜けよらん―と。
左様。大阪は、
えびすさんが済むまでは
バタバタしない事になっている。
そして当社では去年の暮れ
土井健三、西沢徳三両氏から
お歳暮に戴いた(ように思う)
こもかむりを開けなければお正月は済まない。
さて、相場はと眺むれば
高きもあり、安きもありてお目出たい。
小豆相場にしても安ければ高くなるし、
高ければ押したりするのがよい。
●編集部注
過去の事象を調べてみると、いろいろ面白い。
昨年、世界遺産に登録された軍艦島は
炭鉱の島であったが、この年の1月に炭鉱が閉鎖。
4月までに全島民が島を去る。
【昭和四九年一月八日小豆六月限大阪一万七五〇〇円・一〇円安/東京一万七四四〇円・二〇円安】
ちゃぶ台返し第2幕 国内勢クール追い証発生も一部 (2016.01.08)
21年振り発会から4日連続安。日経平均安値引け。ちゃぶ台返し第2幕とみられる。昨年8月に次ぐもので、8日米雇用統計発表が好感されても原油安や中国株安、人民元安など足かせ。
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