証券ビュー

100年に1度稼ぎ時 恐慌の醍醐味巨万の富が一握り (2016.02.17)

売り一巡から買い戻しが入り続伸。日経平均一時319円高。引け伸び悩んだ。16日からネガティブ金利適用。不動産と銀行が賑わった程度で盛り上がりに欠ける。

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相場忽然たり 国破れて山河在 (2016.02.16)

昭和の風林史(昭和四九年二月九日掲載分)
相場の基調は変わった。
男子三日見ざれば忽然たり
圧倒的に弱気が多いが、相場颯爽たり。

「三宝にとびつく雪や一の午 甲子」

春眠を破り朝の早い新幹線で名古屋に出て、
夕方から東京をまわる予定だったが、
よく眠ってしまい気のついた時にヒカリ号は、
名古屋を過ぎていた。

新幹線が岡山まで延長になって
東京からの帰り、
新大阪駅をつい乗り過ごし、
あわてる事もある。

筆者が名古屋へ行くと必ず相場は高い。
過去五、六年間で、
このジンクスが破られたのは一度しかない。

今度も降りる予定が寝過ごし
名古屋を素通りしただけで
小豆相場は急反騰した。

米常の安田甫氏は三年ぶりで
小豆の買い店になった。
静岡筋の買い玉が、
同店に入っているホクレンの売り玉を消して、
異常に目立つ。

名古屋の業界では、
静岡筋のぶん投げは時間の問題と見ていた。

安田氏は、二月四日、
中段の底がはいったという。

安田祥雲斉も、石を抱いて野に伏して
随分長い期間を忍んできた。
このあたりでひと声あってもよい時分である。

桑名筋がものの見事に投げた。
彼の真髄とする美技である。

これが普通の人には出来ない。
大垣の相場師・大石吉六翁が
将来性ある大器と彼を見抜いたのも、
煎れ投げの常人にあらざる鮮やかさに
惚れこんだからである。

市場は、灰汁(あく)抜け―
と好感した。

中原に鹿を追えども
戦い時に利あらず。
三軍ことごとく散じ尽す。

巧名、誰かまた論ぜん。

相場は、ここに来て新しい波動に入った。

弱気筋は先元の一万二千五百円を言う。

二月四日と七日の安値を
思い切り叩き売った。

相場は音がした。

すでに七月天災期限月は
シャンと背骨をのばしている。

国破れて山河あり、
城春にして草木深し―。

相場は勢いである。
転転紛紛戦い乱れて乱れるべからず。
二月四日立春大吉大底入れ。
二月七日月齢満月の夜に駄目を入れた。

人々はまだ疑心暗鬼である。
一本調子にはいかず、
押したり突いたりもしようが、
基調は転換している。

大勢買いの基調である。

そしてその裏付け材料は
あとから追いかけてくる。
まさしく忽然たり。

●編集部注
負け上手が勝者となりやすい。
何事も、命あっての物種である。

この年のこの頃、
『収容所群島』で知られるソ連のノーベル賞作家、
ソルジェニーツィンが迫害の末に国を追われる。

【昭和四九年二月八日小豆七月限大阪一万五一〇〇円・九〇円高/東京一万四九六〇円・二八〇円高】

2月を真剣に生きる 4~6月、7~9月も凄まじい (2016.02.16)

週明け急反発。日経平均一時1203円高。主力中心に戻した。12日、ドイツ銀行が発表した約6000億円相当の債券買い戻しが主因。行き過ぎた欧州信用不安や中国経済失速懸念が後退。

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仕込みにかかる 矢作建設 2月16日 (2016.02.15)

3期連続ピーク更新 

未曽有のプロジェクト助走入り

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矢作建設工業(1870)は続伸。3Q連結累計5.0%増収、2.9%営業増益で回り直線コース。3期連続ピーク更新の見込み。3Q末の連結総資産952億円(8.3%増)、営業利益進捗率81.9%。回転が利いている。

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忍者闇を抜け 四方へ散るのだ (2016.02.15)

昭和の風林史(昭和四九年二月八日掲載分)
どっこい生きていたという事。
人気弱くなったころ、
秘かに忍びの衆は闇を抜け四方に散るのだ。

「手を洗ひをへて思ひぬ春めくと 黄枝」

相場は、あくまでも皮肉に持って回るから、

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