証券ビュー

週明けから24日前触れ 売り方総踏みと買い方総投げ口火 (2016.06.20)

前週末反発。日経平均一時340円高。前場の安値1万5614円を下回って引けた。後場104円台前半の円高を嫌気。先物に小口売りが出た。JQ平均小反発、マザーズ指数続落。可も不可もなく、まちまちの印象だ。

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長続きしない すぐ冷める熱気 (2016.06.17)

昭和の風林史 (昭和四九年六月十四日掲載分)
買い方が買っているあいだだけ
高い相場だから戻り一杯すると
再び売り狙われてだらける。
「陶枕の冷えのままにわが昼寝 爽風」

当たっている山大の杉山社長は
十月限中心に七千円台を一貫して売り続け、
六千円にかけて利食いした。
利食いしたあとはゴルフに行ってしまった。

買い方が買っているあいだは強いかもしれないが、
この値を買ってどうだい?
先限の八千円抜けがあると思うかね。
ちょっと無理だろうね。
戻ったところは、また売られるよ。
相場が見える時はゴルフだって調子がよいさ―。
きっと杉山さんはそういうだろう。

川西地区の〝はえ切れ〟については
相場がいわせた材料ということだった。
産地筋は、内地で勝手に騒いでいるだけですよ―と。

いまの段階では、発芽がちょっと遅れているだけで
13日の晩から雨があがって晴れの日が
一日、二日と続けば一斉に発芽する段階だという。
11日、12日と畠を調べて、
土の中の種を掘り出して見た結果、
大丈夫という結論になった。

さて、一見して強力出直りに見える相場であるが、
方に力を入れて買う段階でもないようだ。
ひとまずは六月十日の安値地点、
先限一万七千円は〝いいところ〟という目安はついた。

これ以下を叩き売るとか
もっと安い値段を考えることは、
今の段階(天候・作柄状況)では行きすぎである。
しかし、上値に対しても一万八千円を吹き抜けて
八千五百円を付ける相場でもない。
売り方にすれば、充分に(戻すだけ戻させて)
引きつけてから狙い撃ちしようという寸法。

買い方は、じっとしていたらジリ貧になる。
気も沈む。一度景気づけをしようという事だろう。

うまくいけば、いささかの踏みも取れようし、
大衆兵団が大挙して参加してくれるかもしれない。
相場が勢いにさえ乗れば
その時、高値の買い玉も逃げられる。

運は天にあり。天候にしても
この先、どう転ぶか判らないではないか。
おなかの中では大相場出現を
半ばあきらめかけているというのが実情であるが。

仮りに二万円相場ありとしても、
それは本年の場合、だいぶズレ込みそうだ。
当面は七千円と八千円のあいだの
相場高下になりそうに思う。

●編集部註
 休むも相場は重要なれど出来る人は存外少ない。
先日復帰したジョージ・ソロスなどは稀有な例だ。

昭和四九年は彼がジム・ロジャースと共同で
ファンドを立ち上げて五年目。
その二四年後、運用資産において
当時で世界最大規模にまで大きくなる。

【昭和四九年六月十三日小豆十一月限大阪一万七一七〇円・一四〇円安/東京一万七一六〇円・一五〇円安】

遅くても来週全面高 今週ヘッジファンドが上前はねる (2016.06.17)

 

先物・換金売りに全面安。日経平均一時524円安。15日底入れ説が後退した。16日11時45分ごろ日銀の現状維持決定が伝えられ、ヘッジファンドが1ドル105円大台をブレーク。このため、日経平均一段安。

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7月が復活の決め手 英国のEU離脱織り込み買い戻し (2016.06.16)

寄り前、外資系120万株買い越しが伝えられ反発。日経平均一時138円高。後場伸び悩んだ。売り持ち高解消、買い戻しによるもの。一方、JQ平均、マザーズ指数後場も堅調。個人の買いが入っている。

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死にそうな程 閑になりよるぜ〟 (2016.06.15)

昭和の風林史 (昭和四九年六月十二日掲載分)
証拠金を下げるという事は、よい事である。
取引所は状況に応じてテキパキしなければ…。
「梅雨の日のただよひありぬ油坂 三鬼」

売り方の利食い、
それと値ごろ観の買い物が
千円も下げてくると入る。

しかし、相場の基調が転換しない以上、
戻しても再びなんかするのが普通である。

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