証券ビュー

無理無理の仕手 宙に値が浮いているだけ (2018.10.23)

昭和の風林史(昭和五七年九月二十七日掲載分) 
無理無理の生糸買い仕手
生糸の買い仕手は無理の上の無理。
この生糸は七月小豆の二の舞いで
買いは潰れる。
産地の小豆が崩れた。
全般地合は超閑散の中で
玉の出具合いによる値付きだが、
玄人筋の強気多数にもかかわらず
力がない。
この、相場に力がないというのが
一番怖い。

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米中消耗戦しのぐ知恵 太陽黒点ゼロで新世界秩序決まる (2018.10.23)

 週明け反発。日経平均中陽線の引け。後場伸び悩んだ。市場エネルギー拡散によるもので、トランプ氏の追加減税検討や米国が旧ソ連と結んだINF(中距離核戦力)廃棄条約離脱、上海総合2654(+4.09%)など消化難。

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カオス状態 熱くなったほうが負け (2018.10.22)

昭和の風林史(昭和五七年九月二十五日掲載分) 
煙も見えず煎れもなく
小豆は無関心。
隣の生糸がホットな場面。
買い方〝泥とシルク〟の深味にはまる。
納会のない小豆は無関心。
輸入大豆と生糸納会に神経が集まった。
輸大は10月限が火薬庫で
来週初めに煎れが出てしまうかもしれない。
生糸はベトナム代理戦争の様相愈々濃くなる。
手持ち現物をタンクして
納会受けによる煎れ取りで
10月に戦線を延長していく買い方の作戦が、
どこで息切れして
〝七月小豆〟の二の舞いを見せるか。
買い方も自粛なら
売り方も自粛ということで、
神糸取職員が
長崎雲仙お湯の町まで飛んだ甲斐あり。
玉はほぐれたが、あとのハプニングに
事務局の〝超法規〟的乱暴な付け替え。
これで一件落着かと思えども、
納会なんと横神(場外受渡し分含めて)
四千俵オーバーとは集めも集めたり、
受けも受けたり。
しかし、煙も見えず煎れもなく
玉だけかぶって
『大変だよこの買い大手は』
と同情された。
受けた現物はタンクするも可なれど
金利・倉敷の時計がまわるし、
換金安売りバーゲン出血見え見えだから、
いよいよ深味にはまって
異常性は次なる異常事態を迎えよう。
『それにしても取引員が
買い占め本尊ということが、
まかり通ってよいものか』と批判も厳しく、
役所にしても取引所にしても
10月戦への延長は
阻止する動きに出るだろう。
常識的には大受け渡しのあとの相場は悪い。
そして買い方は、無理の上の無理だから、
相場道からいって必らず破綻がくるだろう。
その時、業界は、またまた震撼するわけだ。
ともあれ、
今の市場は手の内誰もがお見通しだ。
玄人中の玄人ばかりだから、
なにもかもすぐに筒抜け。
だから知らぬは亭主ばかりなり。
誰かが言っていた。
『亭主は熱くなるばかり』と。
相場は熱くなったほうが負けである。
●編集部註
 厳密にベトナム戦争が終結したのは、
サイゴン陥落で
南ベトナムが崩壊した1975年である。
 しかしこの時、
隣国のカンボジアとの間で
国境をめぐる争いがあり、
1978年から
カンボジアとの間で戦争が勃発。
これに中国が加わりカオス状態に。
結局、この戦争は89年まで続く事になる。
 1982年は
ベトナムに侵攻されたカンボジアで
反カンボジアの連合政府が出来た年であり、
まだまだ東南アジアは不安定な状態が続いていた。

来年4月太陽黒点ゼロ 米国ひとり勝ちの反動日本トップ (2018.10.22)

 前週末続落。日経平均小陽線の引け。下げ渋った。19日、中国人民銀総裁の資金調達緩和・融資拡大が伝えられ、上海総合が2550(+2.58%)に持ち直したのが主因。

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海外やブラック あとのツケが大 (2018.10.19)

昭和の風林史(昭和五七年九月二十四日掲載分)
隣の不幸はおかずいらず
今の小豆に出直る力などありますかい。
無理して買うと、あとのツケが大きい。
証券取引所も赤字だし、
中小証券会社も赤字だ。
証券界は、お先真っ暗である。

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