証券ビュー

企業レポート

一時34円高 石塚硝子   4月26日 (2011.04.26)

注目される1Q発表

再び紙容器・PET受注増も

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石塚硝子(5204)は踊り場。一進一退になっている。前期後半の落ち込みが尾を引き、震災の影響も予断を許さないためで、同4Q営業赤字になった瓶の値上げが焦点。計画の半分以下といわれる中国工場立ち上げも喫緊の課題。気がかりだった東京工場の電力不足は、自家発電で補う一方、重油高に伴うコスト吸収が悩ましい。昨年4月に新中期計画(3年)を発表し、連結売上高を1年でクリアしたが、経常利益17億円が液状化した状態。前回述べた09年(創業190年)と11年(設立70年)が節目になっている。

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取り組み活発 ダイセキ   4月19日 (2011.04.19)

3期ぶりに成長軌道

15年が次のクライマックス

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ダイセキ(9793)は復調。前期リーマンショックを吸収し今期2ケタ続伸の見込み。3期ぶりに成長軌道を取り戻した。東日本大震災の影響を織り込んでいないが、関西事業所子会社MCRの能力倍増、遅かれ早かれ復興需要の顕在化が新たな手がかり。子会社の環境ソリューションが前期底入れし、同システム機工も昨年9月中国の大手石化関連SI企業と業務提携。

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反転した矢先 進和   4月15日 (2011.04.15)

震災に伴う影響が焦点

海外案件の成約手がかりに

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進和(7607)は反転。1、2Q持ち直した。見込みより減収だが、原価・販管費の改善によるもので、震災特損なしの模様。トヨタが4月18日から工場再開を発表しているものの5割操業。GW以降も流動的で、むしろ震災に伴う今後の影響が焦点になる。見直しや見送りが尾を引く国内の設備投資に対し、中国、北米、インドなど海外案件の成約が手がかり。中国天津FA工場、ブラジルの現地法人立ち上げも明るい材料。リーマンショックを吸収し直前期連結33%、前期同17%減収にめげず利益を出して注目された。

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予想以上 旭化学   4月13日 (2011.04.13)

電動工具成形品フル稼働

3Q以降震災の影響が焦点

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旭化学工業(7928・JQ)は予想以上。1、2Q計画を上回り1月13日上方修正。3Q以降、震災の影響が焦点になりそうだ。連結売上高の約40%を占める自動車部品成形品が対象。3月14日から得意先の生産停止によるもので、4月18日再開にこぎつける見込みだが、27日まで50%操業。GW以降、仕切り直しという。一方、過半を占める電動工具が好調。中国のほかアジア中心に新興国の需要増が手がかり。

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春本番 一六堂   4月12日 (2011.04.12)

底入れわかる1、2Q

復活に向けて後半巻き返す

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一六堂(3366)は踊り場。東北大震災、原発事故、節電・計画停電など新たな下振れ要因。今期も苦戦が予想される。しかし、復旧、復興、復活に向けてビジネスチャンス。後半巻き返しも考えられる。客単価の張る「八吉」や「のど黒屋」が堅調なほか、羽田空港の弁当2店が好調でロビー前出店も決まり、八重洲にシンガポール料理店オープン、花巻に震災炊き出し(10人)を決めるなど明るい材料。

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