証券ビュー

企業レポート

上方修正含み アテナ   8月24日 (2011.08.23)

ペプラカップ高い伸び

10月以降落ち込みの反動も

企業HPご案内 前回の企業レポート

アテナ工業(7890JQ)は追い込み。89月上方修正含み。前期と似た経緯をたどっている。新製品ペプラカップが麺容器(3Q累計12%増収)中心に高い伸び。懸案の価格転嫁が8月に実現し、原油先物が反落しているためだ。市場は米欧財政危機、円高の煽りで大荒れだが、日清食品が採用し、茨城の関東工場(被災なし)増強に踏み切ったペプラカップ本格化10月以降、震災に伴う落ち込みの反動も考えられ続伸の公算が大きい。実質無借金、利回り3.6%の現状から相当な水準訂正が見込まれる。

>>続きを読む

明るさ取り戻す シンポ    8月23日 (2011.08.22)

省エネ・エコ化が決め手

12年ぶりビジネスチャンス

 

企業HPご案内 企業レポート

 

シンポ(5903・JQ)は反転。事実上、続伸の見込み。明るさを取り戻した。省エネタイプ無煙ロースター拡販、中国現地法人稼働によるもので、逆境にかかわらず昨年から上昇運。意外な展開も考えられる。震災により3月下旬大幅に落ち込み、4~5月一進一退だった外食売上高が6月になって前年並みに回復。今、来期復興需要をきっかけに落ち込みの反動が予想されるためだ。同社の場合、仙台営業所が被災したものの、ライフライン等復旧に伴い4月7日営業再開。先行した西日本につぎ東日本の拡販も本格化する運び。

>>続きを読む

抜け出す構え 藤久   8月19日 (2011.08.18)

震災と復興で減り張り

店舗純増手がかりに大幅増益

企業HPご案内 前回の企業レポート

藤久(9966)はボトム圏。前期下振れしたが、今期抜け出す構え。震災と復興を通じて減り張りがついてきた。店舗純増が目立つためで、前期出店28(退店17)に対し今期同40(同12)の計画。東北がざっと2割を数え、首都圏その他も地域特性や規模、売れ筋を勘案した機動的なもの。それに、前期末397店舗のうち、ソーイングスクールが61店舗(純増15)に増加。「クラフトカフェ」が趣向を盛り上げている。店頭講習会で世代別テーマを課題にエコスタイルの商品を提案する運営も見どころ。

>>続きを読む

動きの中に運 クロップス   8月17日 (2011.08.16)

4期ぶり最高益とらえる

スマホ巡りビジネスチャンス

企業HPご案内 前回の企業レポート

クロップス(9428)は堅調。4期ぶりピーク更新の運び。動きの中に運をつかんだ。前期11月スマホ投入、同4Q連結子会社スガタ(輸入文具)寄与、新年度から小林社長(62)登板とあって弾み。1Qから飛ばしている。スマホの世界大競争を物語るもので、OSでしのぎを削る米国のグーグルとアップルがリード。日本のメーカーは部品に特化。通信キャリアの携帯ビジネスが一変するところにきた。

>>続きを読む

45円配当表明  三ツ知   8月11日 (2011.08.10)

活気戻り1Q発表楽しみ

自動車生産が予想以上に回復

企業HPご案内 前回の企業レポート

三ツ知(3439・JQ)は復調。持ち直す見通し。早々、45円配当を発表した。4月27日、7月28日の修正発表によるもので、震災後予想以上に急ピッチな自動車生産回復が手がかり。7月から円ドル80円割れが気になるが、タイ、中国、米国の現地生産拡大。グローバル化の推進とシロキ工業との連携に見どころ。前期4Q減産で落ち込んだが、期初から活気が戻り、1Q発表(昨年10月29日)が楽しみだ。同社の魅力は、高度な複雑形状部品をつくり出す冷間鍛造技術。鍛造金型の内製化に着手し、もう一皮むけるところにきた。

>>続きを読む