FRB議長の時間稼ぎ ミニパニック9月に持ち越し (2011.08.30)
国内外、手詰まり。小動きで始まり民主新代表を巡り買い戻し。引けにかけて伸び悩んだ。にもまして、26日追加緩和を先送りしたFRB議長の時間稼ぎ。9月20日のFOMCを2日間にして再検討するという。さすがに旗色が悪い。今週2日発表される米雇用統計もそうで、7月から禁断症状が出始め、金融政策一辺倒で好転するわけがない。さらに、29日選出された野田新代表。原発事故処理、復興、財政再建など内政だけで手一杯。依然現行の延長上にとどまり、自ら政策を命懸けで実現する決意が伝わってこない。
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いつの間にかインフレ トレンド転換は日銀の介入から (2011.08.29)
26日FRB議長講演。追加緩和なし。糊代を残す程度と述べた。米欧や中国、日本でも持ち高調整しきり。消去法で逃避先を決め、現金を確保する動き。これまで最強の円と金先物が調整に入り、海外でも手詰まりという。このため、日経平均はCMEに鞘寄せした後一進一退。小甘いものが多い。7月踊り場、8月調整入りのコース。手がかりは26日議長講演、9月2日米雇用統計発表の二段構え。下げの第2波が完成すると、まさかのトレンドに方向感が生まれる。
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クライマックス二段構え 売るために上げ買うために下げる (2011.08.26)
買い一巡後伸び悩み、後場一段高になった。26日にFRB議長講演を控えているためで、24日に米CMEが証拠金を27%引き上げた金先物の急落も手がかり。市場はムーディーズの格下げに対し、むしろ逆に反応している。結論からいえば、
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格づけ機関が日本挑発 円は最強の金先物より25%強い (2011.08.25)
23日NYダウ322ドル、ナスダックも100ポイント戻しカウントダウン。日経平均は、高寄り後戻り売りに押された。同日米東岸バージニア州ミネラルでM5.9の地震、原発2基運転停止が伝えられたほか、24日寄り前ムーディーズが日本国債をAa2からAa3に格下げ。買い一巡後見送られた。禁断症状に陥った米国の動揺が伝わってくる。バージニアを人工地震といわないまでも、S&Pの米国債格下げから2週余りでムーディーズも動いた。影響は露ほどで円ドル76円台後半のまま。日経平均も落ち着いたもの。
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クライマックス迫る 円と金先物通じて日本のペース (2011.08.24)
下げの第2波途上。持ち高調整の買い戻し。5日ぶり小康を取り戻した。円は政府・日銀の介入を警戒し小反落したが、NY金先物が22日1917ドルをつけ新高値。26日FRB議長講演を見越し、さらに追加緩和を織り込む動き。クライマックスが迫っている。米政府は8月2日期限の債務上限引き上げにこぎつけたが、国債の外国依存度が約5割を占め増発余地が小さい。一方、FRBも昨年11月の追加緩和で6000億ドル米国債を買い取りバランスシートが水膨れ。3度目は買い取り余地が小さくなっているためだ。
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