証券ビュー

アンコール伊勢町

関東大震災も外債発行  今回決まれば日経平均急騰 (2011.09.06)

NYダウ3連休明け待ち。旗色が悪い。2日米雇用統計横ばいを受けたもので、前週末のCME9月物8825円に鞘寄せした後も安い。新政権発足にかかわらず、9日SQを前に逆回転している。台風12号が太平洋高気圧と偏西風に阻まれ右折できず直進。日本海に抜けた後も豪雨を見舞ったのと似ている。今週は6~7日に日銀政策決定会合、8日FRB議長講演、米政権景気・雇用対策発表、ECB理事会など何か出そうな雰囲気。

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災い転じて福となす 外貨準備担保に円債を発行 (2011.09.05)

さすがに反落。売り一巡後もみ合い。NYダウ3連休明け待ちだ。米雇用統計発表とFRBの追加緩和を瀬踏み。ちゃぶついているためで、2日発足した新政権も消化難。安住財務相(49)、鉢呂経産相(63)といわれてもピンとこない。首相(54)が若返り世代交代が進んだものの軽い印象。9・11と3・11を経験し、組閣を通じて松下政経塾の限界を見る思いだ。同塾は平時に相当する1979年設立され、関東大震災と昭和恐慌以来100年レベルの有事になったリーマンショック、東日本大震災に対し力不足。時代の背景が一変している。命懸けならまだしも、平時のレベルでは問題解決にほど遠く、党三役、閣僚挙げて捨て身にならないと前に進まない。

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負けるが勝ちの経緯    狙われた中国と日本の外貨 (2011.09.02)

9月早々こするような地合い。ちゃぶつき高い。いわく、米景気減速懸念の後退、円高一服、8月に売り込まれた主力株に買い戻しなど後講釈。二段下げ途上のアヤとみられる。米欧が金融システム、中国もバブル崩壊の瀬戸際。悪材料なら山ほどあるだけに、8月から売り方が主導権を握った経過。■■■(****)が新安値をつけ安閑としていられない。1日も外資売り越しという。新政権は党三役につぎ2日閣僚も出揃い発足。海外では日本のご機嫌取りもあり当分ハネムーンという。2日の米雇用統計発表は大した材料にならず、20~21日のFOMCもFRB議長の時間稼ぎ。一口でいうと、今後中国や日本にユーロやドル債を買わせるため、次の相場をつくろうとしているわけだ。

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ちゃぶつき波乱含み   半年後に内需関連が沸き返る (2011.09.01)

一転して反落。引けに戻したが波乱含みだ。NYダウが追加緩和期待を手がかりに3連騰。早ければ2日、遅くても20~21日頭打ちになるとみられる。改めて9月の米雇用統計発表、FOMCに注意。債務上限引き上げと米国債格下げの縛りを受け、金融政策一辺倒の限界が予想される。市場がブレーキを踏まないと、世界中混乱するしくみ。寄り前、7月の鉱工業生産指数が前月比0・6%プラスと伝えられ響かず。9月を迎え、平時ならぬ有事の備えが必要のようだ。新首相のもと、党役員の人事に挙党体制の印象。

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欧州に財政危機の源泉  米国も延長上で転落の瀬戸際 (2011.08.31)

 

29日NYダウ254ドル高、ナスダック82ポイント高。ギリシャ大手2行合併がきっかけという。まさかのトレンドとみられ、日経平均もCMEにかつがれて高い。はね上がったまま降りてこない。久し振りに買い越した外資によるもので、30日新政権発足とあって意外にしっかり。シビアな指値が多いという。財務相が新首相になる旨19日述べた通りだが、この日党役員や閣僚人事などたちまち先取り。9月2日米雇用統計発表に引っ張られそうだ。予想以上、以下でも事態好転の見込みがなく、金融緩和一辺倒の政策に限界がやってくるためだ。米国の川上にあたる欧州。ここに財政危機の源泉がある。

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