証券ビュー

アンコール伊勢町

TPPにはまった日本 来年2月までエアポケット (2011.11.09)

案の定、トヨタの決算発表を境に売り買い一巡。膠着状態が定着した。ギリシャをおとりにイタリアを管理下に置いたIMF。EUすべて彼らのプログラムにはまり、日米も矛先と述べた。日米といえばTPP。WTO、FTAを棚上げした新しいルール。円ドル70円台にもギブアップしない日本企業に対し、米国が法律や政治力で成長市場になったアジアを取り込むため横槍を入れた。前首相が交渉参加を表明しただけに手遅れだが、経済合理性が排除され、ほとんど情報開示なしの一方的なもの。80年代後半から90年代、今も続く日米構造協議の新バージョン。利害が対立した際、一切非公開で米国サイドが決定するしくみという。

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日米もIMFの矛先 ギリシャおとりEU管理下に (2011.11.08)

週明け手返し。高安まちまち。膠着状態になった。4日のG20、米雇用統計発表を受けた流れで、NYダウ61ドル安、ナスダック11ポイント安が乗り移ったもの。外資は米国系売り越し、欧州系買い越しという。欧州債務危機の焦点がギリシャからイタリアに移り、米国の雇用も8万人増・失業率9.0%と小康状態。NYダウ一時190ドル安が次のシグナルとみられる

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諸行無常の日日是好日 来年2月にかけて最後の円高 (2011.11.07)

乱高下、下振れ、そして半値戻し。ギリシャ国民投票見送り、ECB0.25%利下げを手がかりにひっくり返った。国内外、大容量のプログラム売買でブレが大きい。2日でざっと半値戻しだけに週明け手返しも予想される。カンヌG20、米雇用統計発表後手がかり難。8日トヨタの決算発表を境に一進一退とみられる。日本の場合、首相がG20で消費税を2010年代半ば10%に引き上げる旨を表明した程度のレベル。欧米の債務危機や利下げ、追加緩和など別次元。物足りないが、一通り体験した国民のレベルでもあり、震災復興と原発事故収束を優先し安全運転。これ以上、これ以下もない。

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経済の成り行きに任せよ  3ヵ月ないし半年後に倍返し (2011.11.03)

踊り場、乱高下、下振れのてん末。とうとうつかまった。1日明らかになったギリシャ国民投票実施がきっかけ。同日、日経平均先物が夜間取引で急落。欧米株安に拍車がかかり、米大手ファンド破産、円売り介入の反動、タイ洪水、さらに東電の福島原発2号機で核分裂が伝えられるなど売り一色。全面安に見舞われた。下げの第2波持ち越し。10、11月まで追っかけてくると述べた通り。3、4日カンヌG20でも収まらず、年明け国民投票まで先送り。時間稼ぎのたび資金が流れ出ている模様。

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復活と復興がテーマ  今月から来年2月まで1次予選 (2011.11.02)

売り一巡後小動き。引けに売られた。欧米株安、円売り介入の影響とみられ、米金融大手MFグローバルHDの破産も氷山の一角。同ファンド代表者が元ゴールドマンCEO、前ニュージャージー州知事とわかりはまった印象。住宅バブルの「成功体験」が裏目に出た。負債3兆円だが、レバレッジの平均が30倍といわれ、100兆円クラスのものが出ないと収まらない。欧州でドイツ、米国でも今回の債務危機を何とかなると考えているフシがあり時間稼ぎ。一部白人エリートの尊大さが気になるところだ。日本化どころかレバレッジの反動倍以上。

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