期待もてる後半 福島印刷 4月13日 (2016.04.12)
DPサービス高い伸び
業界で売上高3期連続ピーク更新
福島印刷(7870)は尻上がり。ブレークスルーに現実み。売上高3期連続ピーク更新の見通し。DP(データプリント)サービスの高い伸びによるもので、IPDP(事務通知)6億3900万円(42.4%増)、DMDP(販促関連)17億1700万円(12.1%増)の折り返し。
>>続きを読む
昭和の風林史(昭和四九年四月五日掲載分)
さあてと座りなおして回りを見渡すと、
居心地よさそうな相場の居所。
安ければ仕込んで判りやすく。
巧妙にカムフラージュしたつもりでも
世間の眼は容易に誤魔化せぬもの。
いや、相場に誤魔化しは通用しない。
高値の玉を抱えて、あと四、五百円も上がれば―と
いう向きは相当に多いが、
まるで懐ろを見透しているかのように、
あと少しのところで皮肉な表情を浮かべて相場は
回れ右をする。
千円戻しでほっと安堵した強気も、
相場の居所を改めてみると、
高値と安値の中間地点、倉庫はストだし、
十一~十二日は春闘のクライマックス(ゼネスト)、
〝花見相場〟に浮かれるのもほどほどに―
と気持ちを引き締め、
さあて、と座り直して相場の呼吸をうかがうところ。
先月に受け渡しされたヒネ小豆、
市中にいつ出回るかと見ていたら、
どことも『しばらく塩づけにしてますヨ。
全量クレームを申請し、
値引きになればそれだけ儲けもの』という。
市場が少しヒマになると話題になるのが仕手動向。
静岡筋はドテン売り転換しているよう。
いや、そんなことないでしょう。
中井さん、懐ろ玉の動きを見ていたら、
まだ相当に買い玉が残っていますよ。
桑名筋はどうですか。
あの人、根は強気ですよ。
先日の売りにしても、
叩いておいて安値を仕込みたいハラがうかがえるよ。
最近、本社ビルを新築した店も活発に
動いているようですが…。
どうなっているのか、むずかしくて、よく判りません。
京橋筋も〝ハナ〟を取りにいくあたり、
強気方針は不変―というところですか―。
人の噂であるから、どこまで信じてよいものやら。
案外マトをついているかも知れないし、
まるで見当外れかもしれない。
どっちでもよいというわけではないが、
大体、人の口の端にのぼることといえば、
まあ、いってみれば
顕微鏡下にうつる最近のうごめきに
注釈をつけている場合が多いものだ。
いずれにしても相場が
ひとにぎりの仕手の動きに振り回されるのは
のほほんのひとときに過ぎない。
仕手崩れの真最中はどこまで下がるのかと
背筋が凍るが、動揺がおさまって、
すぐに反騰に転じると、なんだァ―という寸法である。
相場の方は安いところを拾っておけば
将来が楽しめよう。
●編集部注
これまで何度も書いてきた事だが、
相場様は意地悪できまぐれある。
「押し目待ちに押し目なし」とは名言である。
【昭和四九年四月四日小豆九月限大阪一万六〇七〇円・一五〇円安/東京一万六〇三〇円・一五〇円安】
マザーズの人気沸騰 経常黒字拡大し円安株高と真逆に (2016.04.12)
週明け安い。日経平均一時296円安。買い戻しが入り持ち直したものの薄商い。107円台の円高が重しになった。前週末息切れした米国主要3指数が主因。世界を取り巻く不透明感、米経済の低い生産性、切り下がる米金利など
>>続きを読む
踊り場迎え正念場 カネソウ 4月12日 (2016.04.11)
新ライン具体化見もの
ロングランのビジネスチャンス
カネソウ(5979)は踊り場。反転が一巡し設備投資繰り延べ。正念場を迎えた。昨年11月9日の下方修正によるもので、一部回収不能債権を貸倒引当金に計上。追い込んだ需要期の後半水を差された。しかし、新年度以降強気。増収増益を目指す。
>>続きを読む
昭和の風林史(昭和四九年四月四日掲載分)
冬ごもりの季節は終わりを告げた。
一万五千円は底値という反騰劇。
いつ出直るかに焦点を…。
聞いてみると、どこの店(取引員)とも
取り組みはほぐれたという。
>>続きを読む