証券ビュー

情勢が一変した五輪後 前半強気利食いこなし彼岸天井 (2018.02.28)

 続伸で始まり持ち高調整。日経平均十字足。指数の上で頭打ちとみられる。26日米10年債が一時2.83%まで低下。NYダウ399ドル高を好感したもの。半導体や電子部品などハイテク関連が賑わった。

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お上の口出し 大概ロクな事がない (2018.02.27)

昭和の風林史(昭和五七年二月十三日掲載分) 
上げた分だけ消すだろう
小豆相場は天井した。
買い方が相場を崩すコースに入った。
当分は上げた分を消す。
農水省の役人が、
また小豆相場の価格に対して発言したらしい。
価格に介入するな―
といっているのに困った役人だ。
相場は役人がつべこべ言わなくても
下がるところに来ていた。
二段上げの天井なのか、
三段上げをしない春の相場の天井なのか、
それは判らないが、
ともかく天井を打った小豆相場だ。
取り組みが急減していることは、
エネルギーを燃焼したと判断する。
だから、高値で買い玉をひろげた分が、
因果玉となって、
投げを強要されるまで下げよう。
いわゆる真空斬りである。
これは相場が相場を壊しはじめた姿である。
買い方が相場を崩すわけだ。
煎れを出し尽くしたという事。
五千円抜けからの相場は
買い方の煽りもあったが
九日の夜放れ高は完全な踏み上げだった。
煎れ出尽くしの相場は
一種の骸(むくろ)である。
さて、どのあたりまで下げるか。
トレンドからみると
四千二百円あたりが急所になる。
三千三百円を上げた。
その半値押しである。
去年の十一月安値から
五千三百円ほどを上げた。
だからその半値押しと見るなら
三千四百円地点。
四千円抜けからの二千丁高は、
さながら春天井を打ちに
先を急いだ格好だ。
春は需給相場であるが
多分に腕力が仕勝った仕手要素の
濃い展開になった。
それだけに実需不振を見て見ぬ、
危険性を持った仮需であった。
その反動は日柄の食い過ぎで表面化した。
そしてこの下げで
押し目買い人気になってくれれば
下値は更に深くなる。
●編集部註
 官製相場に逆らうな―。
 よく言われる格言だが、
お上が市場に口を出すと、大概ロクな事がない。
 江戸時代の米相場で、
八代将軍徳川吉宗は
米価に悩まされ続けたという。
市場介入を目論むも、
それが後々ブーメランのようになって返ってくる。
 高橋是清は
市場原理を理解していた稀有な存在として、
金融恐慌の鎮静化に貢献したが、
理解しない人に殺された。
 平成の御代では
お上が株式市場で株式を買いに買っている。
また築地にある中央卸売市場を
豊洲に移転させて跡地を
不動産市場や建設市場に乗せようとしている。
 繰り返すが、お上が市場に口を出すと、
大概ロクな事がない。
後々ブーメランのようになって返ってくる。
 恐らく、
近い将来その咎めを受ける事になろう。
そして真っ先に被害を受けるのは無辜の民である。

需給が最大の支援材料 5月以降に天変地異と大戦争も (2018.02.27)

 週明け続伸。買い一巡後確り。戻りを試す動きだ。米国株の指数先物が堅調なためで、FRB議長の議会証言(28日下院・3月1日上院)待ち。このほか、3月4日にドイツ社会民主党の党員投票や5日中国全人代開催を控え売り買い交錯。

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4Q 強含み 中部鋼鈑 2月27日 (2018.02.26)

現場と中長期二段構え 
100年企業踏まえ高炉から電炉 
企業HPご案内   前回の企業レポート
 中部鋼鈑(5461)は堅調。3Q連結累計29.5%増収、15.7%営業増益となり4Q強含み。新年度を織り込み始めた。昨年10月19日の上方修正より前向きな印象。

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素直に相場と対峙 ノイズに悩むな (2018.02.26)

昭和の風林史(昭和五七年二月十二日掲載分) 
まだまだはもうもうなり
実勢も一種の仮需である。
消費は現実に停滞している。
どこかで目が醒める時がくる。

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