すべてファンつくり アイケイ 4月25日 (2018.04.24)
LBが次世代の切り札
収益に跳ね返るのも時間の問題
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アイケイ(2722)は確り。3Q一服4Q高水準。来期の助走に入った。主力のメーカーベンダー(製造と卸の一本化)中心に収益拡大。3期連続連結ピーク更新が見込まれる。
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昭和の風林史(昭和五七年四月十日掲載分)
来週から下げ足を速める
買い方の防戦買いは
流れに逆らっているようなものだ。
相場は人為の及ぶところに非ず。
小豆相場のトレンドは
綺麗な肩下がりの中にあって
これが来週から下げ足を速くする格好である。
一般に、まだ買い方の反撃を警戒して
掴まらぬよう用心深いが、
買い方は買い過ぎているため守りは、
攻めの三倍の兵力を必要とするから、
きつい追証の攻めを
受けると案外モロイだろう。
特筆すべきは期近限月が重い。
これをいうなれば〝死に体〟である。
当限から下げの千円棒を入れるという事は、
これまでとは相場の流れが、
まったく変わった証拠。
期近限月は現物の重圧と、
高値買いのモタレ、
そこに日柄の疲れがきているから、
納会待たずに、ひょっとしたら、
ひょっとの暴落がくるかもしれない。
要するに相場の基調が、
まったく変化してしまったのである。
それは輸入商社のヘッジ売りの姿勢を見れば判ろう。
罫線は〝天地返し〟である。
昨年10月、11月のWボトム、
即ち三川(さんせん)型を
高値でひっくり返した三山(さんざん)型。
小豆の春天井は54年は三月。
55年も三月。昨年は二月。
そして今年も二月だった。
これは季節的リズムである。
そして春天井は五月崩しに向かう。
この五月崩しがないと夏相場が買えない。
買い方にとっては
千丁も千五百丁も引かされては苦しいから
防戦買いを先限に入れる。
だが結果的には買っただけ悪くなる。
それはトレンドに逆らうからだ。
要するに相場の大勢は
下げに入っているのだから
人為の及ぶところではない。
来週は本格安で四千円を割るだろう。
●編集部註
恐らくこの頃の商品取引会社に行けば、
全国どの店でもどこかのフロアに
ローソク足や
十勝などの気温を記録した罫線用紙が
張られていた筈だ。
穀物相場を得意としている相場師は
往々にして季節に敏感である。
小説『赤いダイヤ』でも
主人公と小豆買いの巨魁が
初めて出会う場面は海であった。
褌一枚で海に入り、
身体で海水温を感じて北の小豆畑を思うのだ。
巨魁は
北の大地で苦労する小豆生産者のため
侠気から買い本尊となったが
80年代はこの小説の舞台から20年以上経ち、
時代は日米経済摩擦の主戦場が
自動車や農産物となった時代だ。
「農協」という言葉は良くも悪くも
既得権を持つ旧勢力のアイコンのように見え、
自由化論者の格好の攻撃対象になり始めたのは
この頃辺りからではないか。
5月が波乱の幕開け 7月まで第2次世界大戦後最大のピンチ (2018.04.24)
週明け甘い。買い戻し一巡後見送られた。前週末米国でハイテクが売られる一方、長期金利が上昇し1ドル107円台後半の円安。差し引き保険とメガバンクが買われた。
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次のステップ ダイセキ 4月24日 (2018.04.23)
昨年後半から尻上がり
首都圏南の事業所具体化が焦点
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ダイセキ(9793)は続伸。連結ピーク更新の見通し。昨年後半から尻上がりだ。資源価格が締まり製造業の稼働率上昇によるもので、3月最高のスタート。
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昭和の風林史(昭和五七年四月九日掲載分)
小戻すところ売りの急所
買い方の夢は消えた。
私の四月、五月は暗かったという事になる。
下値は深かろう。
小豆相場は
四千円あたりまで下げてどうするかである。
本当の崩れは五月中旬以後からと
日柄及び俵の重圧を読んでいる人もいる。
そして六月崩しの劇的場面を予言する。
相場の現実はそれよりテンポが速く、
売るのが怖けりゃ
お先にご免と下げ足速める。
売って引かされ、
売って引かされ今の買い方には
嫌というほど苦労させられたから、
誰もが用心する。
しかし環境とみに買い方に離反。
これは日柄のなせるわざ。
まして高値に突っ張ったその反動だ。
やみくもに買えばよいというものでない。
相場には波動というものがある。
上げ潮に乗った時の買い方は、
さながら無人の荒野を行く如くだが、
引き潮に逆らえば、
あたら労多くしてしかも流される。
大勢基調は明らかに三段上げ完了して
例年通り春の天井をマークしている。
強気は二段上げのアタマ、
二月10日の高値を
三段上げ波動で抜くと見ていた。
しかし相場は
実勢悪というファンダメンタルズで
二段上げの頭に遠く及ばず
三段上げを作法通り完了して
すかさず反転してきた現実は、
これは押し目などというものでない。
この下げを
押し目だ、押し目だという人は
相場用語を知らない人か、
腹の中では崩れと思っていても、
それがいえない立場にあるか、
それとも本心、
押し目とみているのかである。
まあ相場そのものの流れを見るより
買い方大手の顔色見て
強弱垂れる人が多いから、
買い方反撃するだろうという
他人頼りの相場観になっても仕方ない。
ともあれ悪い相場は悪い。
戻したらどうなる?
戻したら更に悪くなることは確かだ。
米の値段も崩れる時に
小豆だけ野中の一本杉であるはずがない。
夜が明けたら安い日が続こう。
●編集部註
ゴリゴリの買い方は、往々にして
下がる理由が本当に解っていない、
というより、
理解したくない心理が働く傾向がある。
実際、ある銘柄に対して
〝なんでこの相場がいま下がっているのか
よく解らない〟と
筆者に正直に吐露するトレーダがいた。
相場を張るのが仕事故
休むわけにもいかない。
ただ、このように相場と対峙して
素直な気持ちが吐露出来る人は
〝解る〟時に
ガンガン攻めの姿勢を取って儲けるので、
トータルでは勝っている。
人徳とでもいうのだろうか。