証券ビュー

反転した矢先 進和   4月15日 (2011.04.15)

震災に伴う影響が焦点

海外案件の成約手がかりに

企業HPご案内 前回の企業レポート

 

進和(7607)は反転。1、2Q持ち直した。見込みより減収だが、原価・販管費の改善によるもので、震災特損なしの模様。トヨタが4月18日から工場再開を発表しているものの5割操業。GW以降も流動的で、むしろ震災に伴う今後の影響が焦点になる。見直しや見送りが尾を引く国内の設備投資に対し、中国、北米、インドなど海外案件の成約が手がかり。中国天津FA工場、ブラジルの現地法人立ち上げも明るい材料。リーマンショックを吸収し直前期連結33%、前期同17%減収にめげず利益を出して注目された。

>>続きを読む

予想以上 旭化学   4月13日 (2011.04.13)

電動工具成形品フル稼働

3Q以降震災の影響が焦点

企業HPご案内 前回の企業レポート

旭化学工業(7928・JQ)は予想以上。1、2Q計画を上回り1月13日上方修正。3Q以降、震災の影響が焦点になりそうだ。連結売上高の約40%を占める自動車部品成形品が対象。3月14日から得意先の生産停止によるもので、4月18日再開にこぎつける見込みだが、27日まで50%操業。GW以降、仕切り直しという。一方、過半を占める電動工具が好調。中国のほかアジア中心に新興国の需要増が手がかり。

>>続きを読む

春本番 一六堂   4月12日 (2011.04.12)

底入れわかる1、2Q

復活に向けて後半巻き返す

企業HPご案内 前回の企業レポート

一六堂(3366)は踊り場。東北大震災、原発事故、節電・計画停電など新たな下振れ要因。今期も苦戦が予想される。しかし、復旧、復興、復活に向けてビジネスチャンス。後半巻き返しも考えられる。客単価の張る「八吉」や「のど黒屋」が堅調なほか、羽田空港の弁当2店が好調でロビー前出店も決まり、八重洲にシンガポール料理店オープン、花巻に震災炊き出し(10人)を決めるなど明るい材料。

>>続きを読む

引き締まる 岡谷鋼機   4月11日 (2011.04.11)

1Q発表から新しい流れ

新計画発表し人材育成最優先

企業HPご案内 前回の企業レポート

岡谷鋼機(7485)は復調。バランスを取り戻した。前期ほぼリーマンショックを吸収した矢先、3・11東日本大震災。今期予想に合理的な根拠なく、前半白紙の情勢だが、後半復興需要や円高修正が見込まれ事実上前期並みの見通し。現場から上がってきた情報によると、前半15%減収、20億円程度持ち出しの模様。一方、再び連結売上高1兆円、純益100億円(16年2月期)を掲げ新中期計画を発表。通過点として同8000億円、同80億円、海外取引比率30%(14年2月期)にも言及。

>>続きを読む

原発事故収束に時間 それでも復興需要本格化 (2011.04.10)

東北・関東大震災から3週間。市場は3月30日から明るさを取り戻した。福島の原発事故収束に課題を残しているが、被災者はじめインフラ、ライフライン関連、工場の一部で復興に向けた動きが活発。市場でも一次被害20兆円といわれる需要を巡り、これまで満遍なく理想買いが入った。11日から小回り3ヵ月、6月上旬まで調整と受けとめているが、やがて現実買いが予想され、市場は具体化する受注増を先取りする。

>>続きを読む