電動工具成形品フル稼働
3Q以降震災の影響が焦点
旭化学工業(7928・JQ)は予想以上。1、2Q計画を上回り1月13日上方修正。3Q以降、震災の影響が焦点になりそうだ。連結売上高の約40%を占める自動車部品成形品が対象。3月14日から得意先の生産停止によるもので、4月18日再開にこぎつける見込みだが、27日まで50%操業。GW以降、仕切り直しという。一方、過半を占める電動工具が好調。中国のほかアジア中心に新興国の需要増が手がかり。
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1Q発表から新しい流れ
新計画発表し人材育成最優先
岡谷鋼機(7485)は復調。バランスを取り戻した。前期ほぼリーマンショックを吸収した矢先、3・11東日本大震災。今期予想に合理的な根拠なく、前半白紙の情勢だが、後半復興需要や円高修正が見込まれ事実上前期並みの見通し。現場から上がってきた情報によると、前半15%減収、20億円程度持ち出しの模様。一方、再び連結売上高1兆円、純益100億円(16年2月期)を掲げ新中期計画を発表。通過点として同8000億円、同80億円、海外取引比率30%(14年2月期)にも言及。
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原発事故収束に時間 それでも復興需要本格化 (2011.04.10)
東北・関東大震災から3週間。市場は3月30日から明るさを取り戻した。福島の原発事故収束に課題を残しているが、被災者はじめインフラ、ライフライン関連、工場の一部で復興に向けた動きが活発。市場でも一次被害20兆円といわれる需要を巡り、これまで満遍なく理想買いが入った。11日から小回り3ヵ月、6月上旬まで調整と受けとめているが、やがて現実買いが予想され、市場は具体化する受注増を先取りする。
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