踊り場迎え一皮むける
本格操業に向けあらゆる対応
シロキ工業(7243)は踊り場。リーマンショックをこなし東日本大震災に直面。もう一皮むけそうだ。前期連結最高益を計上し事業再構築にめど。同震災の影響が取引先1社にとどまり、本格操業に向けてあらゆる対応を練っているためだ。前期に被災後操業停止期間中の固定費5億8100万円計上したが、今期1~2Q50%操業、3~4Q150%といわれ、国内外自動車の待機需要を見越したもの。
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パワーアップ MARUWA 5月6日 (2011.05.06)
先行投資が収穫期入り
増強投資35億円、必要なら追加
MARUWA(5344)は続伸。リーマンショックを吸収しパワーアップ。先行投資が収穫期に入った。米欧信用不安、円高、大震災などしのぐもので、中国やアジア中心にデジタル機器の需要増、半導体設備投資の回復が手がかり。
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足場固める マルサンアイ 4月28日 (2011.04.28)
12年が次世代の目安
みそと豆乳新たな仕込み
マルサンアイ(2551)は一服。連結売上高200億円を突破し大台固め。前期後半から踊り場に入った。みそ(業界3位)復活、豆乳脱皮(同2位)を巡るもので、12年(60周年)が次世代の目安。今期延べ13億円投入し、みその設備更新と豆乳製品を増強。もう一皮むけそうだ。みそは今期55億円(6%減収)の計画で採算改善が見込まれ、豆乳103億円(同増収)、飲料37億円(同)、その他の伸びも見どころ。
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一時34円高 石塚硝子 4月26日 (2011.04.26)
注目される1Q発表
再び紙容器・PET受注増も
石塚硝子(5204)は踊り場。一進一退になっている。前期後半の落ち込みが尾を引き、震災の影響も予断を許さないためで、同4Q営業赤字になった瓶の値上げが焦点。計画の半分以下といわれる中国工場立ち上げも喫緊の課題。気がかりだった東京工場の電力不足は、自家発電で補う一方、重油高に伴うコスト吸収が悩ましい。昨年4月に新中期計画(3年)を発表し、連結売上高を1年でクリアしたが、経常利益17億円が液状化した状態。前回述べた09年(創業190年)と11年(設立70年)が節目になっている。
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取り組み活発 ダイセキ 4月19日 (2011.04.19)
3期ぶりに成長軌道
15年が次のクライマックス
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ダイセキ(9793)は復調。前期リーマンショックを吸収し今期2ケタ続伸の見込み。3期ぶりに成長軌道を取り戻した。東日本大震災の影響を織り込んでいないが、関西事業所と子会社MCRの能力倍増、遅かれ早かれ復興需要の顕在化が新たな手がかり。子会社の環境ソリューションが前期底入れし、同システム機工も昨年9月中国の大手石化関連SI企業と業務提携。
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