人災の最たるドル資産 天災に適応しないと元も子もない (2025.09.04)
反落。日経平均小陰線の引け。後場一段安だ。2日ダウ249ドル安(一時596ドル安)、ナスダック21,279(-175)、S&P500種6415(-44)。時間外170円安の先物4万2180円に対しもち合い圏。踏みとどまった。
プライムの出来高22億3600万株、売買代金5兆円。値下がり832(値上がり740)。引け後、先物反発。円が1ドル148円台後半に下落したほか、政局不安、利下げ観測後退から超長期債急伸。2日、英30年債5.72%(1998年以来)、独10年債2.80%(3月以来)、米30年債5%接近など国債発行増が避けられない。ISM(米供給管理協会)の製造業総合景況指数48.7(8月)と6ヵ月連続減少。市場予想も下回った。この上、5日米雇用統計、11日同CPI、16~17日FOMCなど織り込み済みの9月利下げと鞘当て。FRBの弱体化でドル資産のカウントダウンが人災の最たるもの。それも、世界中に異常気象をもたらす天災に翻弄されている。2日読売新聞オンライン、3日フライデーデジタルに触発された。気象庁や識者の解説と一線を画したもので、三重大の立花義裕教授(1961年生まれ)が出色。異常気象は地球温暖化に伴うもので、科学者の予想より早く進んでいる。影響を最も強く受ける北極圏。当初2030年から2010年に繰り上がり、永久凍土の溶解でメタンガスなど放出され加速した。やがて日本でも大都市で45度をつける見通し。2022年から世界中海面温度が上昇。一番流れの速い黒潮が南から日本に流れてきている。分波した対馬海流が日本海に流れ込み、国全体を覆うように近海の温度が上昇。海面が平均より5度高いところや、東北で局地的に10度高い屋久島と同じ場所もあった。偏西風が大蛇行しており、晴れると猛暑。周囲の海面温度上昇によって水蒸気があり余り、一度雨なら豪雨。どちらも長く続き災害をもたらす。偏西風の蛇行が南に張り出すと大寒波。豪雪になる。日本は四季をめでる国のはずが夏と冬の二季になった。地球温化に伴う異常気象トップ級の国。CO₂排出削減意識が低い。今から真剣に取り組めば改善するという。
日経平均先物によると、3日大証ミニ4万2200円(+0.44%)に対しラージ同、シカゴ2195円。現物より256円高い。ダウ先物4万5353ドル変わらず。57ドル高い。VIX恐怖指数17.14(-0.18%)、WTI原油先物64.27(-2.01%)。金先物3615(+0.67%)、ビットコイン円16,601,185(+0.37%)。
3日の日経平均371円安。大引け4万1938円。TOPIX3048(-32)。10年債1.640%(+0.040)。米10年債4.274%(+0.011)。上海総合3813(-1.16%)、香港ハンセン25,343(-0.60%)、インドNifty24,715(+0.55%)、ロシアRTS 1119(+0.62%)。グロース757.48(-2.20%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。人災の最たるドル資産に対し、天災に適応しないと元も子もない。(了凡)