切羽詰まる米国の財政 おかげで日本の製造業息吹き返す (2025.08.08)
続伸。日経平均小陽線の引け。しどろもどろだ。6日ダウ81ドル高、ナスダック21,169(+252)、S&P500種6345(+45)。時間外20円安の先物0790円が織りなす波紋。7日発効した米相互関税によるもので、約70ヵ国・地域に対し10~41%の税率適用にすったもんだ。日本の場合TOPIXが7月24日以来最高値を更新しご祝儀に見える。プライムの出来高23億8200万株、売買代金5兆6900億円。値下がり544(値上がり1021)。引け後、差し引き先物確り。日本政府の認識を棚上げしても15%のシコリが尾を引きそうだ。8日伝えられる自民党の両院議員総会然り。石破首相の進退が迷路にはまり与野党打つ手なしの状態。それでも転覆しないのは日本に中間層が多いため。米国をはじめ海外で移民難民に伴い左右対立が目立つのと一線を画している。米国の財政が切羽詰まり議論の余地がない。石破首相も異例の事態。ウクライナや中東情勢にもうかがえる。にも拘らず、四半期決算を通じて活路を見出す企業があるのも事実。日本経済はトランプ関税でも大丈夫。反グローバリズムはマイナスだけでない。再構築もビジネスチャンス。むしろ、トランプ氏と石破氏のおかげで日本の製造業が息を吹き返すのも時間の問題。典型が■■■■(****)と■■■■■■(****)。6月に楔を打ち込んでいる。10年や20年動じない。双方、鉄と自動車で世界一になると一回り二回りむける。米国にこだわらなくても、自由貿易と関税なしでカスタマー(顧客)ファーストも考えられる。7日入手した情報によると、本来米消費者に転嫁される自動車関税15%の一部を日本メーカーが負担しても利益の出る体質に変わりない。2024年21.3兆円の対米輸出全体で自動車の比率28.3%。同部品5.8%。全体の3分の1を占めていたが、この割合も大きく変わらない。トランプ氏は関税に目がくらみ、みたびマッキンリー、フーバー大統領の罠にはまった。何か起きるたび日本が駆け込み寺になる。
日経平均先物によると、7日大証ミニ4万1220円(+0.54%)に対しラージ同、シカゴ1235円。現物より175円高い。ダウ先物4万4523ドル(+0.48%)。同329ドル高い。VIX恐怖指数16.16(-3.64%)、WTI原油先物64.66(+0.48%)。金先物3458(+0.72%)、ビットコイン円17,147,514(+1.26%)。
7日の日経平均264円高。大引け4万1059円。TOPIX2987(+21)。10年債1.485%(-0.010)。米10年債4.243%(+0,012)。上海総合3639(+0.16%)、香港ハンセン25,081(+0.69%)インドNifty24,596(+0.09%)、ロシアRTS 1139(+4.90%)。グロース781.45((+1.24%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。トランプ関税は深刻な誤り。今後10年で税収2.1兆ドルの見通し。輸入業者と消費者にツケが回ってくる。(了凡)