100日で独立変数に 40、80年前と一線を画す展開 (2025.07.28)
前週末3日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。正念場を迎えた。25日ダウ208ドル高(24日316ドル安)、ナスダック21,108(+50)、S&P500種6388(+25)。時間外50円高の先物4万1410円が現状。最高値圏で迂闊に出られない。プライムの出来高17億6700万株、売買代金4兆5500億円。値下がり818(値上がり745)。引け後、先物が甘い。買い戻しの反動や27日米EU関税協議、7月の米雇用統計、4~6月期決算発表など流動的。23日の日米関税交渉15%合意から誰も次の準備ができていない。26日入手した材料によると、トランプ氏もチキンレースに巻き込まれ、側近や学者、メディア、ウォール街など一斉に反発。支持母体さえ関税や減税政策を批判。収拾がつかない。40年続いたグローバルな自由市場に一方的な宣戦布告。20日、就任半年でピンチだ。一連の関税収入により年内50兆円税収をもたらし減税を吹聴したが、延べ200ヵ国書簡による徴収困難。強行しても今年度政府税収にとどまり減税来年度から。それも、輸出業者は値引きできず、国内の輸入業者や消費者にも今年度先払い。月末から8月にかけて隠れていた悪材料が露見しそうだ。25日、若林栄四氏が「ニューヨークからの便り」を更新。米国株、黄金分割の乱舞が示す大天井圏到達にくわしい。相場は一部始終神業という。別の情報もある。今年最初の5か月間欧州から米国の輸入が1年前より37%増加。4、5月も順調。利益率が上昇している。今後在庫を積み上げた米企業が減速。さらに、トランプ氏が関税を引き上げると遅れてショックもついて回る。ブレグジットを決めた英国がすぐ麻痺に陥ったわけでなく、蓄積された影響が時間をかけて出てくる類似点。ホロスコープによると、米国が南北戦争なら日本は明治維新。ともに人材払底で帝国主義に翻弄された。40、80年前も成功体験の反動が異常気象のように蔓延。今日、AIが救世主といわれる。
日経平均先物によると、直近大証ミニ4万1375円(+0.02%)に対しラージ1410円、シカゴ1370円。現物より86円安い。ダウ先物4万5084ドル(+0.41%)。同182ドル高い。VIX恐怖指数14.93(-2.99%)、WTI原油先物65.16(-1.32%)。金先物3339(+0.01%)、ビットコイン円17,422,849(+0.31%)。
25日の日経平均370円安。大引け4万1456円。TOPIX2951(-25)。10年債1.600%(±0)。米10年債4.387%(-0.009)。上海総合3593(-0.33%)、香港ハンセン25,388(-1.09%)、インドNifty24,837(-0.90%)、ロシアRTS 1097(-2.11%)。グロース762.29(+0.37%)。値上がり率ランンキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。日本は米国の従属変数。20日の参院選から100日で独立変数にアップデート。少なくても40、80年前と一線を画す展開だ。(了凡)