誰も準備ができてない 参院選後100日最大の見どころ (2025.07.24)
3日ぶり急反発。日経平均大陽線の引け。上放れた。22日ダウ179ドル高、ナスダック20,892(-82)、S&P500種6309(+4)。時間外130円安の3万9620円が矛先。昨年7月高値4万2224円に接近した。プライムの出来高30億2400万株、売買代金7兆1000億円の大商い。値下がり231(値上がり1373)。引け後、先物小確り。通過点とみられる。23日の日米関税交渉15%合意が材料。難航のはずが唐突な印象でヘッジ売りの買い戻しを狙った投機筋の踏みが主因。8月1日を10日後に控え相互関税15%、自動車同15%合意を受けたもの。4月から90日間90ヵ国合意を表明し英国ほかベトナム、インドネシア、フィリピンに続き5番目に過ぎない。参院選で難破した与党にとって助け舟になった。米国に5500億ドル(約80兆円)持参金。関税10%引き下げに合意したもので駆け引き。TOPIXが一時最高値2929を上回ったのも、日経平均採用銘柄の6割が製造業で自動車産業の落ち込みが影響している。23日、米関税に対しフィナンシャルタイムズのチーフエコノミストが「またTACO」か。「ならず者」に協調報復など日経本紙7面に10段抜きの力説。就中、5月既に8.8%という米国の実効関税率がさらに上昇。新しい世界に突入する旨印象に残った。8月以降大風呂敷で皮算用にしても残り85ヵ国の調整と米国経済の悪化が見込まれ、割高な主要3指数に対しインフレと金利上昇に耐えられないのが本音に近い。このため、前日永田町にAIを投入。たった100日でオンライン化。AIが国や地方の行財政をデータにまとめ、指数・級数並みにアップデート。ソフトエンジニアリング部隊を立ち上げ、リアルタイムで状況把握と将来予測を目指す「チームみらい」を紹介した。平均年齢35歳で東大ずくめの集団。リーダーの配偶者が同級生で類が友を呼ぶ存在。いいね5000人から政策立案本格化。AIに始まり結論を出すしくみ。本格的に動き出した。もはや止まらない。参院選から100日が最大の見どころ。トランプ氏の90日より遥かにマシだ。
日経平均先物によると、23日大証ミニ4万1260円(+0.10%)に対しラージ1270円、シカゴ同。現物より98円高い。ダウ先物4万4938ドル(+0.51%)。同435ドル高い。VIX恐怖指数16.03(-2.85%)、WTI原油先物65.03(-0.43%)。金先物3437(-0.17%)、ビットコイン円17,394,332(-1.25%)。
23日の日経平均1396円高。大引け4万1171円。TOPIX2926 (+90)。10年債1.590%(+0.090)。米10年債4.355%(+0.010)。上海総合3582(+0.01%)、香港ハンセン25,538(+1.62%)、インドNifty25,219(+0.63%)、ロシアRTS 1147(+0.67%)。グロース756.90(+1.86%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。これから起こることに誰も準備ができてない。40、80年前と共通している。(了凡)