罠にはまったトランプ氏 プロジェクト2025の台本通り (2025.06.18)
続伸。日経平均小陽線の引け。つかえが残る。16日ダウ317ドル高(一時510ドル高)、時間外210円高の先物3万8570円がボーダーライン。7月を前に動きが鈍い。プライムの出来高15億8700万株、売買代金4兆0400億円。値下がり593(値上がり955)。引け後、先物一段安だ。16日、トランプ氏がG7の予定を1日切り上げワシントンに戻ったのが走り。その後、日銀総裁が米政権の相互関税に「経済、物価ともに下振れリスクが大きい」旨言及し半端な場味。個別物色にとどまった。率直なところ、トランプ氏の台本が「プロジェクト2025」(922ページ)に託されたヘリテージ財団によるもので、軍トップ解任や大学攻撃、関税のカオスなど民主党にメディアも問題視。トランプ氏と距離を置くようになった。できるだけ多くの連邦職員を解雇。政治使用を増やし残った者を恐怖に陥れ服従を迫る官僚機構の刷新が最大の目的。永久に変えてしまったという。就任3ヵ月で衝撃的な出来事の多くが922ページの目立たないところにあるという。イスラエルのイラン首都制空権掌握や■■■■(****)の★★★★★★買収、G7に日米関税協議など革命もどきの案件が「プロジェクト2025」の台本通り。保守系シンクタンクのヘリテージ財団でつくられた。これから起こることが書かれている模様だ。ロイターによると、昨年トランプ氏の資産報告書に16億ドル(約2300億円)計上され、仮想通貨やゴルフ・クラブ、ライセンス供与など6億ドル(同870億円)の収入も判明した。良きも悪しきもアメリカンドリームを実現し、関税でマッキンリー(25代)とフーバー(31代)の罠にはまった。少なくても2008年の金融危機以来、日本が一貫して米国債を引き受け、文句ひとついわず見返りを求めず一貫してドルを買い支えたのと比較にならない。■■■■(****)は黄金株つきで延べ4兆円の財務負担に割高といわれるが、天の時、地の利、人の和を総動員。やり切るほかない。
日経平均先物によると、17日大証ミニ3万8365円(-0.36%)に対しラージ8370円、シカゴ8365円。現物より171円安い。ダウ先物4万2688ドル(-0.41%)。同172ドル高い。VIX恐怖指数20.05(+4.92%)、WTI原油先物71.69(+2.05%)。金先物3405(-0.35%)、ビットコイン円15,311,329(-0.88%)。
17日の日経平均225円高。大引け3万8536円。TOPIX2786(+9)。10年債1.475%(+0.025)。米10年債4.405%(-0.042)。上海総合3387(-0.04%)、香港ハンセン23,980(-0.34%)、インドNifty24,853(-0.37%)、ロシアRTS 1110(+1.09%)。グロース761.20(-0.20%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。手前ミソにしても、自国の利益だけでなく米国を支えるところが日本の日本たる所以。16世紀鉄砲伝来の暁、忽ち世界一の生産国になり、関ケ原後鉄砲を捨て約270年鎖国した経緯が語り草だ。(了凡)