証券ビュー

アンコール伊勢町

どこが残るか見もの 日本の1990年代に似てきた米中 (2025.05.21)

 5日ぶり小反発。日経平均小陰線の引け。後場一段安だ。19日ダウ137ドル高(一時317ドル安)を受け一進一退。20日カナダのG7財務相・中銀総裁会議を前にしおらしい。16日ムーディーズの米国債格下げに市場が反応。解を探りかねている。プライムの出来高19億2300万株、売買代金4兆4700億円。値下がり1245(値上がり344)。引け後、先物小動き。打診に過ぎない。この先G7(6月15~17日)まで時間稼ぎ。流れが変わり7月ゲームチェンジ。米中が日本の1990年代に似てきた。ブルームバーグによると、財務省が20日実施した20年債の入札記録的な不調。30年債など超長期利回り最高。投資家不在が鮮明になった。ムーディーズ格下げで米30年債利回り5.02%(2007年半ば5.18%)に迫り1ドル144円台前半の円高が重荷。米国債が主要格づけ会社の最上位から揃って1ランク降格し構造問題に突入。関税交渉と並び厄介な材料に違いない。その点、日本は80年前(1945年)と40年前(1985年)のトラウマが起死回生の手掛かり。米国が南北戦争(1861~65年)なら日本は明治維新(1868年)ともいわれる過渡期。前者の国内分断が尾を引いているのに対し、後者は公式合体で乗り切った。18日京都御所で「御霊祭」があり、多数外国人が押しかけ「いにしえの京都」を満喫したという。八百万(やおよろず)の神と一体となる祭りこそ日本、日本人たる所以。神々さえ働くといわれ下々が指をくわえていられない。むしろ、トランプ2期目のおかげで反転のチャンス。20日、■■■■(****)が沈黙を破り★★★★★★買収に駒を進めた。トランプ氏が6月5日までに承認すると、ゆうに2兆円レベルの投資を積み上げ「米国の製造業復活」に貢献。流れが一変するわけだ。裏目に出ても困らない。■■■■■■(****)と同様ハイブリッドで乗り切る構え。ハイテクのほか金融然り。何が起きても駆け込み寺。7月予想されるゲームチェンジにも動じない。
 日経平均先物によると、20日大証ミニ3万7600円(+0.19%)に対しラージ同、シカゴ7630円。現物より100円高い。ダウ先物4万2888ドル(+0.01%)。同95ドル高い。VIX恐怖指数18.22(+0.44%)、WTI原油先物61.90(-0.39%)。金先物3250(+0.52%)、ビットコイン円15,198,000(-0.80%)。
 20日の日経平均30円高。大引け3万7529円。TOPIX2738変わらず。10年債1.505%(+0.025)。米10年債4.480%(+0.035)。上海総合3380(+0.38%)、香港ハンセン23,681(+1.49%)、インドNifty24,683(-1.05%)、ロシアRTS 1115(-1.26%)。グロース722.92(+0.87%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。ホロスコープによると、6月から敵と味方の時間軸に移動。叩き合い本格化。どこが残るか見ものだ。(了凡)