7月ゲームチェンジ 来年3月新バージョンの見通し (2025.05.20)
週明け続落。日経平均小陰線の引け。らちがあかない。16日米国債格下げ、ミシガン大消費者指数(5月)を受け再びトリプル安懸念。日米関税交渉待ちだ。プライムの出来高16億7000万株、売買代金3兆8200億円。値下がり750(値上がり826)。引け後、先物一段安。「米国売り」再燃が伝えられる。アジア時間19日、米30年債利回り5%。2007年半ば5.18%が視野に入った。ブルームバーグによると、米議会が財源の裏づけのない減税を検討。トランプ氏は従来の貿易慣行を一掃し通商見直し。米経済の減速が予想される。体制派さえ、ドル離れの選択肢に移行する中で債務返済コスト上昇。さらに下押し圧力がかかり米国株の魅力を損なう恐れがあると慎重。17日ECB総裁然り。米国の政策に対する信頼喪失、不確実性を反映したと譲らない。米財務長官に至っては「ムーディーズの格下げが遅行指標」と切り捨てた。格づけ大手3社最後の発表。20日カナダで始まるG7財務相・中銀総裁会議を前に物足りない。フランシス・フクヤマ氏(72)の所見が面白い。1992年に「歴史の終わり」を発表して以来、トランプ氏2期目が始まったことに言及。たった一人で共和党を乗っ取りイデオロギー転換。選挙で圧勝した。1期目よりマシというが逆。異常な人事も気になる。政府機関のトップに解体派の人物を起用。心底システムを見下しているのがわかる。真っ先に影響が出たウクライナ。和平が不利になりプーチン氏余裕しゃくしゃく。譲歩しなくても合意できる。しかし、支援を断ち切ってキーウ制圧を許すわけにいかない。中東はイスラエルの勝利に見えるが不安定。事態が悪化する恐れもあるという。要するに、移行期の真っ只中。冷戦後、米国のパワーに支配された時代。今、逆方向に振れ中国やロシア台頭。権威主義が息を吹き返した。イラク戦争やリーマンショックに伴う格差や不平等拡大が民主主義の支持連携を阻んだ。米国内でポピュリズムが広がり、リベラルとそうでない人たちの分断も表面化。首尾一貫した政策をとれず財政難に陥った。日本に新たな役割を期待している。
日経平均先物によると、19日大証ミニ3万7310円(-0.21%)に対しラージ同、シカゴ7325円。現物より173円安い。ダウ先物4万2453ドル((-0.66%)。同201ドル安い。VIX恐怖指数19.55(+13.40%)、WTI原油先物61.12(-1.37%)。金先物3244(+1.80%)、ビットコイン円14,952,699(-3.46%)。
19日の日経平均255円安。大引け3万7498円。TOPIX2738(-2)。10年債1.480%(+0.030)。米10年債4.545%(+0.087)。上海総合3367(±0)、香港ハンセン23,332(-0.05%)、インドNifty24,945(-0.30%)、ロシアRTS 1124(+1.53%)、グロース716.67(+0.40%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。6月に流れが変わり7月ゲームチェンジ。来年3月新バージョンの見通しだ。(了凡)