証券ビュー

企業レポート

踊り場 トランスシティ   5月30日 (2011.05.30)

業界4位から脱皮の時

新風吹き込み震災こなす

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 日本トランスシティ(9310)は踊り場。東北大震災をこなし一皮むけるところ。小川新社長(62)を内定し新風を吹き込んだ。直近2期復調。4月28日の上方修正が物語るもので、前期3、4Q予想以上。

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大もち合い6年 文溪堂   5月26日 (2011.05.26)

新要領に呼応し上放れ

前期4Q追い上げ4月高水準

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文溪堂(9471)はスタートダッシュ。前期4Q追い上げ4月も高水準。移行措置2年の仕込みが早々結果となって出た。新学習指導要領移行に伴うもので、今年小学校、来年中学校、再来年高校も実施。ゆとり教育や生きる力を唱え、むしろ学力低下をもたらした教育行政20年の修正場面。比率10分の1だが、中学校が1年後、高校向け出版・教材も2年後の4月に新要領の大勢が決まる。つまり、2011~13年が以後10年を左右するわけで、時代に敏感な児童や生徒より現場教師や文科省の適応ぶりが問題。依然教える側が内向きといわれ、国内外の大きな変化に後れを取っているためだ。その点、昨年5月7日と5月6日の上方修正が手がかり。

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独自路線に活路 セリア   5月25日 (2011.05.25)

過当競争から抜け出す

板につく「カラーザデイズ」

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セリア(2782・JQ)は最高益。3期連続ピーク更新の見込み。おしゃれな新業態「カラーザデイズ」が板についてきた。品質、価格も同じはずの100円ショップ。外観や内装などおしゃれなイメージが割安感をもたらすもので、「日常を彩る」ダウンライト照明、BGM、パッケージデザインのもと、売れ筋商品に的をしぼった高級感が受けている。

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次のステップ ヨシタケ   5月24日 (2011.05.24)

さらに2円復元25円配

やがてアジアに投資ブーム

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ヨシタケ(6488・JQ)は堅調。前期切り返し今期続伸の見込み。さらに2円復元し25円配当を表明した。設備投資が持ち直し、中国はじめアジア向け輸出が好調に推移。震災の影響は一部の部品調達先にとどまり、直後から製品供給に信頼が戻っているためだ。昨年7月28日、5月12日修正発表しているが、計画より5%前後増収を確保。

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いかにも割安 スズケン   5月23日 (2011.05.23)

反転持ち越し踊り場

比較にならない厳しい見通し

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スズケン(9987)は踊り場。4月28日下方修正し、反転を持ち越した。前期連結、主力医薬品卸事業の営業損失43億円。メディパル36億円、アルフレッサも77億円営業利益を出しただけに意外な印象。昨年4月の薬価引き下げ(実質6.5%)、新制度による緩和措置の浸透が難航し、卸間の競争に拍車がかかったという。3・11大震災の影響も大きい。関東と東北の各支店や戸田・千葉物流センターが被災。特損17億円計上、グループで300人以上支援活動。義援金のほか同等の寄贈品を送った。

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