証券ビュー

日銀がFRBの犠牲 7~9月暴落説流し売り方を担ぐ (2017.07.27)

4日振りに反発し伸び悩み。まちまちで引けた。前日の原油先物高や米株高を受けて1ドル112円台の円安に振れ、鉄鋼や自動車、銀行中心に買い戻しが入った。のらりくらり一喜一憂。膠着状態が続いている。

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支援材料次第天神祭が終った頃から (2017.07.26)

昭和の風林史(昭和五四年七月十九日掲載分) 
下げ余地ない いずれ低温障害が
涼しい夏が続いている。小豆に低温障害が出るだろう。
買い玉を持っていなければ話にならない。
「樹も石も有のままなり夏座敷 桃隣」 
まだ小豆相場には力がついていない。
相場の自力というものが、
ついてきたようでいまひとつである。
これは取組みからきていると思う。
判りやすく言えば、売り屋と買い屋の力量の違いである。
しかし、大勢としては、下千丁あるかなしの相場。
上は二万五千円も三万円もあり得る相場。このように思う。
従って、大勢強気方針。目先は押し目買い―
で相場に自力のつくのを待つのもよいだろう。
ここ両三日、朝がた産地の低温を買って値段は締るが、
あとゆるんでしまう相場が続いた。
そのような相場を眺めて?
もう少し時間がかかりそうだ〟と、誰もが思う。
しかし、産地の低温は、
遠からず小豆の作柄の上に出てくるだろう。
平年作を下回る。あるいは八分作―という段階がこよう。
その時は四千円を買い切っているはずだ。
いまの場合、
三千五百円―七百円とくれば、四千三百円は早くなり、
支援材料次第では早々の踏みと新規買いで、
五千円はS高含みの
強烈な陽線引けで取り切る流れになるはずである。
それが、どのあたりからスタートするかというと、
やはり土用に入っての産地の天候次第となる。
土用の入りが今週金曜の20日。
月曜23日が、いわゆる大暑。
念力のゆるめば死ぬる大暑かな(鬼城)といって、
小暑のあと十五日目、一年中で一番暑い時分である。
この頃のお天気次第でお米にしても小豆にしても、
ほぼ作柄が決まる。
相場のほうは、そのあたり、
25日の天神祭が終ったころから
元気が出るのでないかと思う。
まあ相場なんていうものは、
追いかけて取るよりも待ち伏せをかけて流れに乗るほうが
気苦労せず利幅も大きく取れるものだ。
それには大局を掴み、
三千円ないし五千円幅を充分に取り切ることである。
いまの場合なら、先物三千円割れは買っておく。
二千五百円以下があるかないかは判らない。
たとえあっても二千二百円。
このあたりは、
売っている人たちのほうが引きたいから付くまい。
ともあれ(1)底が入った相場である。(2)安値取組み。
(3)人気が強くなれない。(4)下げ日柄充分になった。
故に買い玉を持っていたほうが楽しみが多い。
●編集部註
 国内外を問わず、
穀物相場の面白いと同時に恐ろしいところは、
一度火がつくと一気呵成、
ロケット花火のように飛んでいく相場が多いという事。
 「押し目待ちに押し目なし」
「買えない相場は強い」
地で行く展開になる。

いずれ土壇場で逆転 8月クライマックスを仮説に検証 (2017.07.26)

閑散小動き。後場、日経平均の日中値幅26円。大半見送られた。24日NYダウ3日連続安、25~26日FOMC、グーグルが制裁金を計上し純利益28%減など手掛かり難。

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買いの一本道 信念などは御無用 (2017.07.25)

昭和の風林史(昭和五四年七月十八日掲載分)
今の小豆相場は目には見えないなにかを秘めている。
それは大相場への挑戦である。
「松風に醤油つくる山家かな 虚子」
小豆相場は、まだ強気になりきれないものを残しているから、
このようなところで買い玉を仕込んでおくのが判りやすく、
非常に有利な方法である。
産地における低温傾向は、
先に行って必ず小豆等に低温障害をもたらすことであろう。
その時になって市場は、
久しく見ることのなかった?これが天候相場だ〟
―の場面になる。
人々が今の段階で強気になりきれないのは、
供給過剰という印象が、
あまりにも強く刻み込まれていることと、
小豆市場に買い仕手が介在していないことによる。
来る年も、来る年も、
小豆市場は仕手筋の遊び場のような状態が続いてきた。
従って、商品セールスマンも投機家も、
仕手の介在しない相場には、馴染が薄く、
自主的相場判断が出来ないきらいがある。
そういうところに今の小豆相場が、気迷いを深め、
本来なら二万五千円あたりまで反騰していても、
なんら不思議でないのに、まだ三千五百円以下
という強気する側にとっては夢みたいな低水準にある。
しかも、戻り売り人気という、有り難い環境下にある。
これが四千円を抜けてくると、安値売り玉の買い戻しと、
ドテン買いの手が殺到し、
二万五千円は指呼の間という相場になろう。
七月の、どのあたりからこの相場に鞭がはいるか。
八月ともなれば、騰勢に拍車がかかるはずだ。
近頃よく、小豆の強気は信念ですか?と問われる。
冗談ではない。信念なんか無用の、
寝っころがっていての買い方針である。
過日、第一商品の津支店での講演会で
〝輸大〟のようなわけの判らん相場で大損こいた人は、
七月中に小豆の買い玉を仕込みで取り戻せばよい。
小豆は三万円相場が出現する―と、
やったところ東京第一商品の伊藤瑛企画部長は、
おったまげて目を白黒させていた。
筆者は、今の小豆相場を、
そのくらいの大相場と見ているが、
これでも抑えた予測で、自分の腹の中では、
いずれは三万六千円を抜く相場につながるから
向う15ヵ月は大投機の売買プランを
黙々と実行すればよいと思っている。
いまのところは売られもするし、
押したり突いたりだろうが、
相場が、どちらを向いているかを知っておればよい。
●編集部註
 それにしても第一商品である。
この頃、まだ金は上場されていない。
 ただこの当時、いまでいうIT化を図ったのは先見の明がある、
これが礎になって、今があるのは間違いないと思う。

本尊筋の狙い通り動く 中国共産党大会終わるまで御法度 (2017.07.25)

週明け続落。日経平均一時198円安。引け下げ渋った。日銀のETFや信託銀の年金買いが日経平均先物売りを吸収した模様で十字足。次第に値上がり銘柄が増えた。1ドル110円台後半の円高も織り込み済み。

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