雌伏5年反転待ち 中京医薬品 6月19日 (2018.06.18)
遠からず最高益視野
配置薬大手再編の影響が大きい
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中京医薬品(4558・JQ)は確り。1Q計画線上。反転待ちだ。下方修正した前期の巻き返しによるもので、顧客の世代交代、人手不足、直営拠点のFC化など対応急ピッチ。
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ウォール街金言 執拗は益を受くることなし (2018.06.18)
昭和の風林史(昭和五七年六月三日掲載分)
人気が離れるのも当然だ
執拗買いに辟易して
人気が離れた小豆だが、
いつパニックが来てもおかしくない怖さ。
小豆市場は異常取り組みの中で
買い方は
買わないと気が持てんような
買いっぷりだし、
事実、買いの手を止めると、
なだれ現象になりそう。
場勘よりもテコ入れ買いの証拠金が
効率がよいわけだが、
無制限に買い支えられるわけでもない。
麦と兵隊ではないが、
買えど支えど売りまた売りの
豆の重さよ値のぬるさ―。
今後のハードルは増反。在庫増。
売れ行き不振。入荷順調。規制強化。
人気離散。受けた現物の金倉。
そして順気→青田ほめとくれば、
日柄を食った相場だけに
パニック的崩れにつながるだろう。
その時、こんな異常取り組みだけに
小豆市場は不測の事態に陥るかもしれない。
業界はその事を心配しだした。
天候が、
もし悪ければという懸念はあるが、
こんな極端な買い過ぎの相場は上には行けない。
一昨年の大狂騰は取り組みが非常に薄く、
そして売り過ぎていたから
電流(アンペア)メーターの針がヒートした。
昨年は天気があんなに
買い方を支援したことは
取引所開所来のことで、
さらに大幅減反が強烈に響いた。
確かに今は売り方の玉負けである。
商いは薄くなった。
人気が離れるのは当然だ。
その薄商いの中で執拗に買う。
ウォール街の金言に
『執拗は益を受くることなし』とある。
孫子兵法は
『戦い長びけば兵を鈍らし、
鋭をくじく』と戒めている。
良識派はパニック時の市場防衛のために
受け皿づくりに苦慮している。
六本木という正体のはっきりしないガリバー的
巨大買い方だけに、
買い方機関店にしても心痛事だと思うが、
その割りに関係取引所は楽天なのか、
金(かな)縛りなのか、
様子が変だと業界は心配している。
●編集部註
日足では5月末と6月頭との間に
マドが空いてしまった。
恐らく売り方は頭を抱えている。
商いは薄い。
得てして天底で商いは膨らむ。
それがないという事は、
まだまだ反転せずに
上昇するのではないかという心理が働く。
売り方の心は、
存外こんなところで折れやすい。
折れる人が多ければ多い場面程、
反転ポイントになりやすい。
そういえばこの頃、
宮尾登美子原作の「鬼龍院花子の生涯」を
東映が五社英雄監督、
仲代達矢、夏目雅子の主演で公開している。
夏目雅子の「なめたらいかんぜよ!」
というセリフは流行語に。
実勢相場はここから
1カ月の保合い後に崩落するが、
差し詰め
「売り方をなめたらいかんぜよ!」
という心境であったろう。
米国1強の跳ね返り 売り持ちの買い戻しと逆イールド (2018.06.18)
前週末小確り。日経平均小陰線。買い一巡後伸び悩んだ。売り持ちの買い戻しとみられ、15日NYダウ84ドル安(一時281ドル安)。4日連続安となり後場下げ渋った。
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昭和の風林史(昭和五七年六月二日掲載分)
雨はどしゃ降り水は満々
大局的相場観は売り一貫。
本間宗久伝『六月崩し見ようの事』。
今月は決壊月だ。
小豆11月限は、
まずまずのサヤを買って登場。
向う半年間の航海に出る。
市場は、なんとなく掴み難いお天気だ。
五月の相場が
余りにも騰落激しかったので、
いささか疲れもした。
発芽期を控えて仕切り直し。
強気はあくまでも強気。
売り方は、どこまでも売っていく。
お天とうさんが行司役かもしれない。
先限引き継ぎ線で
上値三千三百~五百円のところがほしかった。
この上値を取らないと
下げるに下げられないトレンドだった。
その意味で、新穀のサヤの分を買って、
上値取りの役目を済ませた。
去年は六月中の上昇がきつかった。
相場水準は今と同じところから出発して、
棒立ちした。
産地の天候が非常に悪かった。
大幅減反も響いた。
今年は増反。
豆王国の十勝平野が三割増。
お天気も出足は順調である。
11月限の、サヤを買った分は、
早いか遅いかで、
あとから埋めることになっている。
だからすくなくとも
11月限は生まれ値から
千円幅を下げると思う。
在庫増。入船順調。発芽好調。
青田ほめ。全道作付け面積判明―。
幾つもハードルがある。
どれかで転ぶと人気はドッと片寄る。
九、十月限の三万二千円が頑強に見えても、
この下千丁は奈落につながる。
11月限が伸びきれずに垂れてきたら
これはもうヒネ限月は、どしゃ降り。
相場というものは資金があればあるほど
損が大きくなるもので、
それは資力を過信して
相場の流れに逆らうからである。
●編集部註
〝相場というものは
資金があればあるほど損が大きくなる〟
とは、けだし名言である。
煎じ詰めていくと、
最後は人間性なのかもしれない。
古くはギリシア悲劇、中国は邯鄲の夢を経て、
シェークスピアの戯曲を横切り、
ブレヒトからひとっ飛びして
現代のジェネレーションXまで、
金で高転びして落ちてゆく高慢ちきが登場する。
相場とは関係ないが、
82年6月の日本で
新たに転がり落ちる人物が世に登場する。
きっかけはその2カ月前の週刊誌。
老舗百貨店の社長が
専横を極めているという記事で、
実際にその一端が
公正取引委員会の審決を受けるのが
6月であった。
その3カ月後の9月に取締役会で
社長職を電撃解任。
この時に放った「なぜだ!」という言葉は
流行語になる。
後に、彼は愛人と共に刑事訴追され、
上告中に亡くなってしまう。
深入りせず蚊帳の外 今回何かが違う一時代の終わり (2018.06.15)
4日ぶりに反落。日経平均安値引け。材料出尽くしとみられる。13日NYダウ119ドル安を受けて先物の買い戻しが一巡。3連騰の約8割帳消しになった。
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