前期と並び上方修正も 情報装置につぎ検査装置反転
名古屋電機工業(6797・名2)は復活。前期きっかけをつかんだ。政府の経済対策に伴う情報装置の受注増によるもので、今期反動を見込んでいるものの、2月に内定した干場社長(62)による新体制が手がかり。オプトエレクトロニクス事業部を通じて検査装置も反転が見込まれるためだ。
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レポートスペシャル
リーマンショックはね返す
1年前から固定・変動費を改善
中央紙器工業(3952・名2)は好調。1Q区間新のスタート。早々リーマンショックをはね返している。自動車や家電など政策支援、得意先に恵まれたせいもあるが、同ショック1年前から固定・変動費改善に取り組み、懸案だった外注を内製化。段ボール原紙はじめ材料費が比較的落ち着いているのも手がかり。09年1~3月猛烈な落ち込みを経験しただけに、回復ピッチも予想以上。
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4期ぶり連結最高益更新
嵐突破し今期から成長戦略
澁谷工業(6340)は様変わり。前期反転し今期二ケタ続伸。4期ぶり連結最高益更新の見通し。もち合い2年有余、800円どころが煮詰まってきた。前期の連結売上高563億円(35%増)、受注高567億円(25%増)ともに最高。今年1月EB(電子線)システム森本工場建設着手、8月に大証2部ファブリカトヤマを完全子会社化、タイ・上海に拠点をつくり海外展開を強化するなど攻勢が目立っている。リーマンショックを受けた09年6月期、連結純損16億円計上しあく抜け。
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独立系だけに化ける
来期、緊急避難措置を解除
企業HPご案内 企業レポート
今仙電機製作所(7266)は堅調。前期2Qから予想以上。8月6日発表した1Qしっかり。市場縮小に対応し利益確保のめどをつけた。しかし、米欧中の景気減速、円高、10月以降エコカー減税・補助金打ち切りなど新たな局面。来期から高い生産性を実現するため、目下、品質・安全・環境と新製品開発・先進加工技術による生産体制、事業性構成最適化に傾注。今、来期リーマンショックに伴う軌道修正を終了し、復活の第一歩を踏み出す構えだ。
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省エネタイプ新製品投入
ピーク10年再び立ち上がる
シンポ(5903・JQ)は回復。5期ぶりに反転。今期からリバウンドが見込まれる。2月に投入した省エネタイプの無煙ロースターが手がかり。ガス消費量約20%、排気システムや空調設備など電気代も約30%節約できる環境対応の新製品。
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