来年1~3月円高視野 AIもろとも10年後を左右する (2025.11.20)
4日連続安。日経平均小陰線の引け。岐路を迎えた。18日ダウ498ドル安、ナスダック22,432(-275)、S&P500種6617(-55)。時間外400円高の先物4万8900円が生命線。ブルベア譲らず持ち越した。プライムの出来高24億6900万株、売買代金6兆5400億円。値下がり872値上がり670。引け後、先物確り。一部で健全な調整といわれ目途がついた。19日エヌビデアの決算、20日閉鎖解除に伴う米雇用統計(9月)発表を通じて米政府の持続困難な財政を織り込む場面。僅か4日でダウが2100ドル下げ、12月追加利下げ5割を条件に事実上ゴーサイン。自律反発が見込まれる。時間稼ぎの一環でシンガポールやカナダでもステーブルコインに前向き。マネーがAIに殺到している。生成AIを構築運用するオープンAI、必要なサーバーを提供する米オラクル、AIサーバーの基幹部品で画像処理半導体主力のエヌビデアがリード。過大投資が先行し引くにひけない状態。10~12月持ち堪えても来年1~3月つかまる見通し。アマゾン、メタ、マイクロソフト、アルファベット、アップル5社で設備投資3490億ドル(54兆円)といわれ、当分償却負担で利益が出ないためだ。このほか、投資がピークに達し負担増加。FRBの利下げ、信用スプレッド拡大などドットコムバブル(1999~2000年)に匹敵する急所。伸びしろが大きい分落とし穴にはまりそうだ。一方、「ニューヨークからの便り」(若林栄四氏)でドル円展望も見逃せない。超円高を記録した1995年4月79円75銭。その後、98年8月147円62銭まで大幅円安。米国がバブル崩壊に伴う日本の資産延べ1500兆円巻き上げた。95年4月のピークから61.8単位30.9年接近中。正中点を計算し2026年3月14日になった。95年と逆で円高に切り替わるという。95年唯一図星で的中した。
日経平均先物によると、19日大証ミニ4万9040円(+0.82%)に対しラージ同、シカゴ9060円。現物より522円高い。ダウ先物4万6269ドル(+0.18%)。同177ドル高い。VIX恐怖指数23.83(-3.48%)、WTI原油先物59.83(-1.38%)。金先物4111(+0.75%)、ビットコイン円14,321,603(-1.01%)。
19日の日経平均165円安。大引け4万8537円。TOPIX3245(-5)。10年債1.765%(+0.020)。米10年債4.123%(+0.004)。上海総合3946(+0.18%)、香港ハンセン25,830(-0.38%)、インドNifty26,052(+0.55%)、ロシアRTS 1009(+1.35%)。グロース674.56(-0.80%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。来年1~3月円高が視野に入った。AIもろとも10年後を左右する。(了凡)








