証券ビュー

アンコール伊勢町

米政府閉鎖吹き飛ばす ハードアセットに殺到する現象 (2025.10.02)

 続落。日経平均小陰線の引け。全面安だ。9月30日ダウ81ドル高、ナスダック22,660(+68)、S&P500種6688(+27)。時間外100円安の先物4万4890円を受け持ち高調整。7年ぶり米政府機関一部閉鎖が伝えられ、3日米雇用統計(9月)延期の見込み。プライムの出来高23億1000万株、売買代金5兆2800億円。値下がり1480(値上がり124)。引け後、先物が持ち直した。9月の日銀短観で大企業製造業のDI(業況判断指数)がプラス14(6月プラス13)に改善したものの、先行き12止まり。4日自民党総裁選も盛り上がりに欠ける。10月早々市場の解が出た。2026、27年まで3年混乱が続く見通し。にも拘らず、ゴールドが再び最高値を更新し、米政府閉鎖不安を吹き飛ばす存在。引け後、先物が3910ドルをつけ9月30日の最高値を抜いた。現物と一線を画しペーパーゴールドに過ぎないが、主要国の中央銀行や年金基金の継続買いも目立ち2年で倍(2012年1800ドル)。トランプ氏再選を境に株と両建てが目立つ。フィナンシャル・タイムズによると、彼らの金保有高が1990年代半ば以来初めて米国債を上回る見通し。フォーブズ・ジャパンが面白い。直近5年でゴールドの上昇率2倍に対しビットコイン1000%。2009年に誕生し当初数セントが現在10万ドル超に大化け。17年以降、テック中心のナスダックと連動し、30日平均の相関0.32に対しゴールド0.09%。クラップアップ・ブーム(急騰)が進行中という。制御困難な紙幣増刷により人々がハードアセット(実物資産)に殺到する現象。ゴールドは流動性があり、規制当局の承認を得て危機を察知した機関投資家が頼る存在。ビットコインは多くの国で規制のグレーゾーンにあり動き出すと大きく振れる。2013年以降、10、11月平均22.46%上昇。11月末の感謝祭にゴールドを追い越すという。
 日経平均先物によると、10月1日大証ミニ4万4720円(+0.40%)に対しラージ同、シカゴ4710円。現物より159円高い。ダウ先物4万6578ドル(-0.24%)。同180ドル高い。VIX恐怖指数16.72(+2.70%)、WTI原油先物61.82(-0.88%)。金先物3898(+0.64%)、ビットコイン円17,113,868(+1.26%)。
 10月1日の日経平均381円安。大引け4万4550円。TOPIX3094(-42)。10年債1.650%(+0.005)。米10年債4.110%(-0.044)。国慶節のため上海総合、香港ハンセン休場、インドNifty24,836(+0.92%)、ロシアRTS1013(-1.00%)。グロース720.06(-3.40%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)など。ビットコイン関連で■■■■■■(****)を見直した。子会社■■■■■■(****)の米国上場を足場にビットコイン相場をリード。2026、27年まで3年大商いが予想される。(了凡)