証券ビュー

アンコール伊勢町

ミーム株が市場の一角 バブルもたらすステーブルコイン (2025.08.27)

 3日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。後場下げ渋った。25日ダウ349ドル安、ナスダック21,449(-47)、S&P500種6439(-27)。時間外240円安の先物4万2530円に戸惑い。トランプ氏のFRB理事解任意向と辞任しない声明も伝えられた。結局、1ドル147円台後半から一時146円台の円高に振れ白黒つかず。次第に見送られた。引け後、先物もみ合い圏。27日エヌビデアの決算発表を控え慎重に構えている。時価総額4.3兆ドル。S&P500種の8%を占め、今年トータル・リターン26%の稼ぎ頭。2位がマイクロソフト21.6%。2社で全体の約半分になり、予想される好決算の受け止め方でブレが大きい。前週S&P500種でエネルギー、原材料、不動産など2%余り上場したが、M7はじめハイテク1.6%下落。流れが変わったと述べた。26日入手した情報によると、FRBにとって労働市場の低迷が最大の関心事。7月の雇用統計がこれまで考えられていたより大幅に減速し懸念される。パウエル氏は、移民の制限を受けた供給縮小が労働力に対し需要縮小を相殺し、失業率が比較的低水準にとどまっていることに言及。警戒心を隠さない。現在、新規採用とレイオフの少ない状態が一部の国民にとって雇用見通しの障害になっている。レイオフが積み上がりリセッションに落ち込む可能性がある。そうなった場合、FRBは状況を改善するため金利を大幅に引き下げる可能性が出てくる。トランプ氏の無理難題に対し利下げ再開の瀬戸際。9月が注目される所以だ。今週の会合で臨時総裁選実施の是非を決める自民党然り。トランプ氏に不覚を取ったバイデン氏と似ており、日本版ハリス氏も覚束ない。八咫烏(ヤタガラス)の出番。心配無用だ。
 日経平均先物によると、26日大証ミニ4万2270円(-0.09%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より124円安い。ダウ先物4万5295ドル(-0.12%)。同13ドル高い。VIX恐怖指数15.54(+5.70%)、WTI原油先物63.68(-1.73%)。金先物3424(+0.22%)、ビットコイン円16,189,402(-0.19%)。
 26日の日経平均413円安。大引け4万2394円。TOPIX3071(-33)。プライムの出来高24億8100万株、売買代金5兆6200億円。値下がり1180(値上がり386)。10年債1.620%(+0.005)。米10年債4.279%(+0.001)。上海総合3868(-0.39%)、香港ハンセン25,524(-1.18%)、インドNifty24,712(-1.02%)、ロシアRTS 1134(+0.62%)。グロース785.89(-0.14%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。日本でもミーム株が市場の一角。踊らざるを得ない。ステーブルコインが法定通貨や国際商品と連動しバブルをもたらす。(了凡)