昨年と逆の雲行きに 天災と人災に明け暮れる2025年 (2025.08.20)
小反落。日経平均小陰線の引け。持ち高調整とみられる。18日ダウ34ドル安、ナスダック21,629(+6)、S&P500種6449(±0)に連動。■■■■■■■(****)1社で135円下落。盆明けの地合いに包まれた。プライムの出来高19億8100万株、売買代金5兆0700億円。値下がり511(値上がり1055)。引け後、先物続伸。20日FOMC、21~23日ジャクソンホールを巡り踊り場。昨年9月の米利下げが0.5%だけに余韻が残っている。19日入手した情報によると、トランプ氏はインテルの株10%取得に向け交渉中。国有化に動き出した。補助金が十分でない場合国有化。倒産しない措置を講じる。しかし、半導体の設計・製造とも後手に回り、莫大な投資に拘らずエヌビデアなどAIチップで太刀打ちできず問題を抱えた。昨年188億ドル、今期上期38億ドル損失を報告。昨年1万5000人、今年2万人削減の見込み。株価がニュースを受け急騰したものの、大きすぎて倒産させられないため。政府が一旦株を取得すると、政治家が間違いを認めたくないゆえ補助金を投入。設備投資に条件をつけ競争力向上に必要な変革が困難になる。おまけに工場閉鎖や従業員のレイオフを好まない。一方、トランプ氏は■■■■(****)の★★★★★★買収を認める替わりに拒否権となる黄金株を要求した。また、中国向け半導体輸出を認める替わりにエヌビデアとAMDに対し売り上げの15%を提供するよう主張している。企業を巡る国家資本主義でうまくいった例がない。世界経済はトランプ氏の関税がつくり出したマイナスを何とか切り抜けてきたが、関税がさらに上昇する見通しもあり逆風が待ち受けている。影響が本格的に出てくる第3、第4四半期以降が問題。13日、政策金利引き下げを発表したタイの中央銀行。世界経済は今年下半期から直接、間接的に米国貿易政策の影響を受け減速すると明らか。引き締めて臨むところだ。
日経平均先物によると、19日大証ミニ4万3705円(+0.32%)に対しラージ3700円、シカゴ3725円。現物より178円高い。ダウ先物4万5048ドル(+0.14%)。同136ドル高い。VIX恐怖指数15.00(+0.09%)、WTI原油先物62.12(-0.93%)。金先物3381(+0.12%)、ビットコイン円17,111,272(-0.60%)。
19日の日経平均168円安。大引け4万3546円。TOPIX3116(-4)。10年債1.590%(+0.020)。米10年債4.326%(-0.008)。上海総合3727(-0.02%)、香港ハンセン25,122(-0.21%)、インドNifty24,980(+0.42%)、ロシアRTS1170(+1.23%)。グロース800.62(+0.05%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。天災と人災に明け暮れる2025年の顚末。9月にかけて米利下げと首相退陣が焦点。昨年と逆の雲行きに見える。(了凡)