証券ビュー

企業レポート

4Qスパート 文溪堂   1月17日 (2011.01.17)

移行措置が追い風呼ぶ

新指導要領実施前にリード

企業HPご案内 前回の企業レポート

文溪堂(9471)は好調。2Q連結累計最高の折り返し。3Q堅調な模様で4Qスパートしている。新年度から小学校が新学習指導要領完全実施。4月早々、移行措置2年の結果が出るためだ。中学校は来年度実施され、移行措置3年の結果が1年後にわかる。よって、次期から2年1Q発表(昨年8月4日)で大勢決まり。緊迫した場面を迎えている。しかし、同社は前期連結0.8%増収(8.6%営業増益)、今期2Q同2.5%増収(11.4%同増益)で折り返し、並々ならぬ対応ぶり。移行措置の間にシェアを上げた。

>>続きを読む

営業利益率11.86% 矢作建設   1月14日 (2011.01.14)

裾野拡大し差別化戦略

09年節目に大きな山見える

企業HPご案内 前回の企業レポート

矢作建設工業(1870)は堅調。リーマンショックから受注、完工が伸び悩む中で予想利益を確保。年度末の追い込みに入った。昨年11月4日に通期の連結売上高を60億円下方修正。次期も厳しいとみられるためで、代名詞になったピタコラム事業、分譲マンション、ウッドピタ、ゴルフ場コース管理事業など裾野拡大。徹底した「デザインC」(施主の理念実現にプロとして貢献すること)による差別化戦略が目玉になっている。

>>続きを読む

新しい手がかり   大宝運輸   1月13日 (2011.01.13)

四日市支店が適応モデル

三好支店も反転の目玉提案

企業HPご案内

 

大宝運輸(9040)は底練り。ボトム圏で一進一退。新体制の試行錯誤が続いている。空・海運が円高一服から輸出で一息つく一方、陸運は需要ギャップ15兆円の谷間。事実上の消耗戦になっており、環境対応、燃料高、価格競争など逆風のまま。リーマンショック以降、物流や在庫管理も割安な代行、レンタルサービスが台頭し、単価安に歯止めがかからない。しかし、同社は動じない。30有余年教育立社、門戸開放、自力実行に徹し全人教育。人材が山のようにいる。

>>続きを読む

そろって堅調 トランスシティ   1月12日 (2011.01.12)

財閥系にない持ち味魅力

3、4Q慎重だけに上方修正も

企業HPへの ご案内 前回の企業レポート

日本トランスシティ(9310)は予想以上。倉庫をはじめ港湾・陸上運送、国際複合輸送などそろって堅調。3、4Q慎重だけに上方修正も考えられる。3Q発表は2月9日の予定。昨年11月FRBの追加金融緩和を受けて円高にブレーキ。1、2Q回復した取引先の荷動きが思ったほど落ち込まず、昨年11月から株高もあって踊り場を乗り切る見通し。昨年暮れ297円まで戻したが、日経平均もリーマンショック直前の水準(1万2214円)が目安といわれ、当時380円どころが視野に入った。

>>続きを読む

足場固めた カネ美   1月11日 (2011.01.11)

事業すべて見直し攻勢

デフレギャップ解消に備える

企業HPご案内 前回の企業レポート

カネ美食品(2669・JQ)は横ばい圏。調整が一巡し需給バランスを取り戻すところ。直近2年がっちり足場を固めた。リーマンショックをかぶりながら、大崩れしていないためだ。営業利益が半分になったユニーと3分の2にとどまったサークルKサンクス向けが大半だが、駅中、駅地下、六本木ヒルズなどテナント事業拡大。15工場、303店舗(2Q連結累計)を基盤インフラに3大都市圏攻勢。徐々に調整を抜け出しそうだ。

>>続きを読む