脇が甘い上限引き上げ 20年塗炭の内需関連が次の主役 (2011.08.02)
買い戻しが入り高い。主力中心に持ち直した。7月31日、緊急会見した米大統領声明によるもの。民主・共和党指導部が今後10年で約1兆ドル財政赤字を削減。連邦債務上限引き上げに合意したという。当面デフォルトの可能性が後退し、円ドルも一時76円台から78円台に振れ小康状態。やれやれに違いない。しかし、10年でたった77兆円。FRBがわずか半年で48兆円追加緩和したのに対し脇が甘い。上限引き上げは融通手形に相当し、今回の赤字削減が財政再建につながると考えにくい。5日発表される7月の米雇用統計、米国債格下げの有無が注目される。
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首相退陣から復興相場 沈みそうで沈まない日本が無気味 (2011.08.01)
8月2日を前にポジション調整しきり。まさかのトレンドに備える動き。荒れ模様になっている。米議会が連邦債務上限引き上げを採決しても問題解決にならないためだ。7月28日、米5年債CDS保証料率が0.62%に上昇。同1年債はピーク更新。いくら織り込んでも万一に弱い。FRBが追加緩和を6月で打ち切り、7月21日ギリシャ2次支援をきっかけに禁断症状が出始めた。米欧は地獄の1丁目。金融仕込みのステロイド漬け。消耗戦に陥っている。リーマンショック3年目で息が上がってきた。ギリシャ、米国も現状維持が困難になり、痛み止めを打って問題先送り。円ドル80円割れからカウントダウンが始まった。日本にとっても辛抱のしどころ。震災、原発事故が駄目押し、とどめといわれ、陰の極に入ったとみられる。
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最後の円高勝ちいくさ 8月2日からまさかのトレンド (2011.07.29)
28日、起き抜けNYダウ198ドル安で決まり。ナスダック75ポイント安、金先物1.7ドル安、シカゴ9月物9910円という。日経平均は100円安前後で売り物を吸収しもみ合い。引けを見ると、7日に1万0137円をつけたものの7月往って来い。6月が渋い陽線だけに8、9月もNY任せ。3月の震災で値幅、以来4ヵ月日柄整理しており心配ない。米欧は7月から地獄の1丁目。まさかのトレンドに入ると述べた。
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最後の円高を吟味する 債務上限引き上げ時間稼ぎ (2011.07.28)
売り先行で始まり模様眺め。大半見送られた。米連邦債務上限引き上げ難航と円高が主因。27日述べた■■■■(****)の戻りと■■(****)の続落が印象的。すべてを物語っている。ソロスが40年引き回したファンド運用を諦めたという。債務上限引き上げが8月2日までに決着しないと、退陣表明後続投している首相と似たようなケース。米国債利払いが集中する15日以降支障が出てくる。
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旧盆明けから次の幕 ニクソンショック40年のてん末 (2011.07.27)
青菜に塩。40年円高と20年デフレの最終段階。転機は来年2月という。どちらも日柄によるもので、相場の限界といわれる。26日午前10時過ぎ、米大統領演説を受け円ドル77円95銭。即刻ポジション調整の買い戻しが入り、78円台前半に持ち直した。又貸しに追い貸しという米欧信用不安の痛みを散らし、円ドル、円ユーロに折り合いをつける行程。
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