次世代対応急ピッチ
ショック吸収4期ぶり増益
北川工業(6896・名2)は巻き返し。きっかけ待ちだ。直近2期、リーマンショックを吸収。4期ぶり増益が見込まれるためで、電機・情報・通信中心に自動車・住設・工作機械、さらに環境・エネルギー関連各社の受注増が焦点。外資系ファンド(前期末27.8%)が大株主だけに、GW明けギリシャ信用不安や金融規制を受けて処分売りが出ている模様。転機が迫ってきた。
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もうひと山 クロップス 6月15日 (2010.06.15)
4月1日第2ラウンド入り
店舗居抜き流通事業飛び出す
クロップス(9428・セントレックス)は反転。4月1日、第2ラウンド入り。2月4日内定した小川新社長(47)によるもので、前社長の前田新会長と連携。移動体通信、人材派遣・ビルメンテナンス、昨年7月から飲食店舗居抜き流通も加わり、3事業それぞれ脱皮が見どころ。ひとまずリーマンショックを吸収した。
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次世代めぐる正念場
海外展開が新たな手がかり
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日東工業(6651)は底入れ。反転待ちの状態。日柄調整とみられる。前期4Qから持ち直しているが、設備・住宅投資の低迷が尾を引いているためだ。財務は健全(前期末の連結自己資本比率88.7%だが、調整一巡にもかかわらずリバウンドが鈍い。今、来期、次世代をめぐる正念場。前期から豊田織機と共同開発したEV・PHV用充電スタンド、電力計測ユニット「エネメータ」シリーズ、短納期・低価格・高品質といわれる標準分電盤など投入。太陽光発電システム用ホーム分電盤や菊川ラボに設置したデータセンター熱検証ルームも新しい試み。中国やアセアンなど海外展開をにらみながらポスト金融危機に備えている。5月11日1115円をつけ、昨年とリーマンショック直前の高値を抜いただけに、反転待ちでも経過良好。調整明けが楽しみだ。
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