証券ビュー

アンコール伊勢町

上放れか下放れか天誅 インフレと地政学が三角もち合い (2025.12.09)

 反発。日経平均小陰線の引け。小競り合いだ。前週末170円高の先物5万0650円を巡り延長上。ハイテク売りのバリュー買いで三角もち合い。互換関係にある。プライムの出来高19億5400万株、売買代金5兆0100億円。値下がり283値上がり1267。引け後、先物小動き。さまにならない。9~10日FOMC、18~19日の日銀政策決定会合を前に双方織り込み済み。11月21日米CPI(10月)発表が見送られ、12月10日分(11月)も18日同時発表の見込み。身動きがとれないわけだ。連日にわたり日中対立がエスカレート。ウクライナや中東のほか一帯一路14ヵ国の未払いも伝えられ中国にクーデター説。年内もたず来年1~3月正念場と述べた。人民解放軍の情報で香港の大規模火災も槍玉。インフレと地政学が三角もち合いを呼び込んだ.8日入手した情報によると、米国は関税発動に拘らず輸入が1年前から10%増加。中国は保護主義を批判しながら輸入3%減少(ドル建て)。輸出が過去5年飛躍的に増加する一方、輸入横ばいで他国を犠牲にした成長。そもそも長期的な目標があくまで自給自足を達成すること。2020年「双循環」と命名したアプローチに、国際的産業チェーンの中国依存を強める一方、生産の独立と自給自足に言及している。中国の台湾侵攻に対し米国が北京爆撃で応じたのもインフレと地政学の隘路。著しく市場の経済合理性が損なわれ暴落の憂き目。転換点を迎えともに下方修正が予想される。国内も7~9月GDP改定値が設備投資マイナスで年2.3%減に下方修正。半面、個人消費が上振れしバリュー株が見直された。10月の実質賃金0.7%減。10ヵ月連続マイナスで物価上昇に届かず。それでもまともで腑に落ちる。米国のように40日以上政府機関一部閉鎖の後遺症や中国の改竄横行に辟易する。米中、旧ソ連崩壊(1991年)と似た運命にある。
 日経平均先物によると、8日大証ミニ5万0540円(-0.11%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より41円安い。ダウ先物4万8082ドル変わらず。同47ドル高い。VIX恐怖指数16.35(+6.04%)、WTI原油先物59.45(-1.05%)。金先物4240(-0.06%)、ビットコイン円14,317,623(+3.09%)。
 8日の日経平均90円高。大引け5万0581円。TOPIX3384(+21)。10年債1.970%(+0.020)。米10年債4.153%(+0.017)。上海総合3924(+0.54%)、香港ハンセン25,765(-1.23%)、インドNifty25,960(-0.86%)、ロシアRTS 1122(+0.04%)。グロース670.99(+0.52%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。インフレと地政学が三角もち合い。上放れか下放れか天誅に違いない。(了凡)