証券ビュー

アンコール伊勢町

三角もち合い見もの 総選挙前何が起きても吸収できる (2025.12.10)

 小幅続伸。日経平均小陰線の引け。もち合い圏だ。8日ダウ215ドル安、ナスダック23,545(-32)、S&P500種6846(-23)。時間外300円安の先物5万0290円を囲み綱引き。ブルベア譲らない。プライムの出来高20億4500万株、売買代金4兆8900億円。値下がり971値上がり567。引け後、先物に打診買い。日本時間11日早朝のFOMC(12月)を前に持ち高調整を促す動き。8日米10年債が一時4.19%をつけた。一方、国内も同日深夜青森県でM7.6 の地震、津波観測もあり1ドル156円台突入。三角もち合いを助長している。9日入手した情報によると、ミシガン大の消費者信頼感指数が今年歴史的な水準に下落。米国民は物価高、雇用の脆弱さ、トランプ関税など経済に信頼を寄せていない。依然コロナ前の価格が頭に残り、その後値上がりした経緯も釈然としない。同指数は2000年に過去最高112を記録。当時ドットコムバブルのクラッシュ前で2001年9月11日同時多発テロ直前。経済絶好調の時だった。その後、ロシアのウクライナ侵攻を受け大幅なインフレになった22年に過去最低の50。今年1月70を上回り信頼を回復した。しかし、トランプ関税発動を受けて市場が急落。インフレ懸念が高まった今春再びボトムに近い水準。年央60を上回ったものの、低迷する雇用や政府機関一部閉鎖を巡り下落。12月早々53を上回り前月51から若干改善した。弱い指標が支出制限や景気減速を意味すると限らない。ウォルマートやディスカウントストアなど小売業者が堅調なホリデーシーズンを予想。株式市場の中高所得者は遥かにポジティブ。低所得者は必需品の購入に的を絞っている。消費動向が支持政党により景況感を左右するのも事実。共和党支持者が著しく高い。バイデン大統領当時、民主党の方が遥かに高かった。市場はFOMCの政策金利3.5%~3.75%を90%織り込み、来年4月もう一度利下げされる確率も90%以上織り込んだ。
 日経平均先物によると、9日大証ミニ5万0890円(+0.11%)に対しラージ0900円、シカゴ0860円。現物より204円高い。ダウ先物4万7855ドル。同115ドル高い。VIX恐怖指数16.76(+0.60%)、WTI原油先物59.08(+0.34%)。金先物4235(+0.41%)、ビットコイン円14,129,707(-1.42%)。
 9日の日経平均73円高。大引け5万0655円。TOPIX3384変わらず。10年債1.960%(-0.005)。米10年債4.156%(-0.010)。上海総合3909(-0.37%)、香港ハンセン25,434(-1.29%)、インドNifty25,839(-0.47%)、ロシアRTS 1106(-0.36%)。グロース666.13(-0.72%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など。三角もち合い見もの。総選挙前に何が起きても吸収できる。(了凡)