証券ビュー

アンコール伊勢町

腹をくくり進むところ なぜハーバードは虎屋に学ぶのか (2025.09.01)

 前週末反落。日経平均小陰線の引け。道半ばだ。29日ダウ92ドル安(28日71ドル高)、同ナスダック21,455(同21,705)、同S&P500種6460(同6501)。時間外590円安の先物4万2100円に跳ね返った。8月4%高。5ヵ月連続陽線を引いたばかり。プライムの出来高18億6600万株、売買代金4兆4000億円。値下がり929(値上がり632)。引け後、先物収まらず。9月米利下げと首相退陣が焦点。昨年と逆の雲行きだ。1日(米休場)をさておき、5日米雇用統計(8月)、11日同CPI(同)、16~17日FOMCを踏まえ、FRBが独立を失うか正念場。国内も2日自民党両院議員総会で臨時総裁選の有無が焦点。年内1割や2割押すとみられ、来年1~3月反転の見通し。ブルームバーグによると、日本株は割高な米国株から分散投資先になった。TOPIXの1年先予想PER15.7倍に対し、S&P500種22.4倍の7割程度。むしろ、一連の混乱を収拾する上で避けられない調整といわれ、攻守とも銘柄が入れ替わる見込みだ。今秋以降、米国債処理が困難を極め資金繰りに課題。1930年以来という。通常のドル決済ができず、金利ゼロのステーブルコインを米政府と米銀が保証し信用拡大。株と両輪でバブルテコ入れが視野に入った。日経平均全値戻し4万2000円、倍返し5万2000円もこの範疇。腹をくくって進むところだ。「なぜハーバードは虎屋に学ぶのか」(佐藤知恵著・中公新書ラクレ)を読んだ。ハーバードでいちばん人気の日本ツアー、歴史、日本ブランド、起業家精神、人的資本経営など網羅。コーエン教授が研究対象として興味持った日本の長寿企業。室町時代後期に創業した和菓子メーカー。500年の歴史があり一代一人限り。試行錯誤の連続という。歴史だけが「確実な事実」。独特の「小形羊羹」にこだわり18代。社員850人、売上高200億円(2025年3月)の企業にハーバードが首ったけだ。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ4万2110円(-1.36%)に対しラージ2100円、シカゴ2080円。現物より638円安い。ダウ先物4万5601ドル(-0.23%)。同56ドル高い。VIX恐怖指数15.36(+6.45%)、WTI原油先物64.01(-0.91%)。金先物3530(+1.20%)、ビットコイン円15,987,474(+0.04%)。
 8月29日の日経平均110円安。大引け4万2718円。TOPIX3075(-14)。10年債1.600%(-0.015)。米10年債4.230%(+0.023)。上海総合3857(+0.37%)、香港ハンセン25,077(+0.32%)、インドNifty24,426(-0.30%)、ロシアRTS 1137(-0.51%)。グロース780.32(+0.55%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。ハーバードの教授と学生が日本に夢中という。来日のほか参加希望数急増、日本経済の復活に興味を持っている。(了凡)