9月が注目される所以 トランプ氏の無理難題にブレーキ (2025.08.26)
週明け続伸。日経平均小陰線の引け。頭打ちだ。21~23日ジャクソンホールで米主要3指数9月、年内利下げを総なめ。後場、前週末時間外380円高の先物4万2950円に届かず伸び悩んだ。プライムの出来高17億7600万株、売買代金4兆1400億円。値下がり775(値上がり780)。引け後、先物一段安。逆ギレのとがめとみられる。スワップで9月米利下げの確率9割。日銀の利上げも10月まで5割、年内7割。このため、9月のFOMC(16~17日)に裏目が出る確率100%。逐一反動を覚悟する場面。いくらかマシになるはずだ。米国の利下げと日本の利上げに折り合いがつかずぎくしゃくしたまま。トランプ氏の無理難題にブレーキがかかる。何も彼も米国ファーストの限界。EUや日本、近隣諸国やBRICS、グレート・サウスなど米国に対し徐々に輸出を見送る動き。高関税により過去40年格安な生産財と消費材の供給が絶たれインフレの火種になりかけている。後日、利下げどころか利上げに追い込まれ「TACO」(朝令暮改)連発。ドル安の悪夢がついて回る。日本も相当な円高に追い込まれ一時動転するほど。7~9月来年の初動、10~12月調整、来年1~3月反転の見通し。ウクライナや中東情勢の影響もあり日本の関与が徐々に大きくなると考えられ、23、24日のFNN電話世論調査で首相続投を容認する有権者の意向が7月より上昇。泣きどころも明らかになった。反転が岩戸開きだけに「令和維新」の先駆け。9月が注目される所以だ。自民党は今週の会合で臨時総裁選実施の是非を決定する。党所属の国会議員と都道府県連代表各1名過半数の要求があれば、任期満了前に総裁選を行うことが可能になる。続投なら債券高、円高といわれるものの、戦わず江戸城を明け渡した「無血開城」(1868年)よし。八咫烏(ヤタガラス)に任せた。もはや捨て身でやるしかない。
日経平均先物によると、25日大証ミニ4万2600円(-0.40%)に対しラージ2590円、シカゴ2610円。現物より197円安い。ダウ先物4万5582ドル(-0.29%)。同49ドル安い。VIX恐怖指数15.13(+6.40%)、WTI原油先物64.09(+0.68%)。金先物3415(-0.09%)、ビットコイン円16,437,003(-1.80%)。
25日の日経平均174円高。大引け4万2807円。TOPIX3105(+4)。10年債1.615%(±0)。米10年債4.286%(+0.031)。上海総合3883(+1.51%)、香港ハンセン25,829(+1.94%)、インドNifty24,967(+0.39%)、ロシアRTS 1118(-1.06%)。グロース786.98(+0.62%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。前週S&P500種でエネルギー、原材料、不動産など2%余り上昇したが、M7はじめハイテク1.6%下落。明らかに流れが変わった。(了凡)