はったりかませ小出し 年後半しのぐと一人勝ちの公算も (2025.07.10)
続伸。日経平均小陰線の引け。再びカウントダウンだ。8日ダウ165ドル安、ナスダック20,418(+5)、S&P500種6225(-4)。時間外130円安の3万9950円を巡り小幅往来。米主要3指数が先行し追随するほかない。プライムの出来高19億8100万株、売買代金4兆2900億円。値下がり315(値上がり1259)。引け後。先物が足踏みしている。8日、銅関税50%を表明したトランプ氏。医薬品同200%にも言及し逐一市場が反応。はったり修正の動きが目立つ。ブルームバーグによると、1ドル147円台に下落。実際に関税が導入されると米経済の幅広い分野でコスト上昇を招く見通し。ドル売りが積み上がる一方、円買いも歴史的高水準にあり、円安が関税の影響を相殺していると尤もらしい。トランプ氏の関税が裏目に出る報道も多く、主要国の大手自動車メーカーが米国離れ。25%書簡が伝えられた日本でも米中離れ。ベトナムやタイ、シンガポールなどアセアンを橋頭堡に自由貿易を目指す動きが出始めた。米国でアマゾンがシアトルのエレベータを撤去。ウォルマートも調達先変更に踏み切るなど年後半を先取り。8月以降、米国に輸出する際、米国製でない船舶から入港税を取るなど事実上困難。米国の船舶シェア世界の0.1%に過ぎない。最初はったりをかませ周りの変化に驚いて小出しになるケースが多い。6月に続き7月もエヌビデアのCEOが持ち株を売却。7日計75万株(時価約170億円)。負い目も感じているようだ。NYダウを見ると、4月の相互関税ショックに対し落とし前。ナスダックとS&P500種が先陣を切り頭打ち。先祖の大英帝国がブレグジットを離れ・小国に戻る前兆と述べた。2期大風呂敷を広げ、引き返せないだけに年後半死活問題。■■■■(****)、■■■■■■(****)のほか■■■■■(****)、■■■(****)など反転のチャンスとみられる。ロイターによると、米国の例外主義に転機。2025年に米国資産に対する疑問が世界的なテーマになった。
日経平均先物によると、9日大証ミニ3万9850円(+0.13%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より28 円高い。ダウ先物4万4639ドル(+0.29%)。同398ドル高い。VIX恐怖指数16.19(-3.69%)、WTI原油先物68.92(+0.13%)。金先物3300(-0.51%)、ビットコイン円16,063,197(+0.47%)。
9日の日経平均132円高。大引け3万9821円。TOPIX2828(+11)。10年債1.505%(+0.020)。米10年債4.414%(+0.013)。上海総合3493(-0.13%)、香港ハンセン23,892(-1.06%)、インドNifty25,476(-0.18%)、ロシアRTS 1096(-1.24%)。グロース740.75(+1.16%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。16日米PPI(卸売物価指数)と同鉱工業生産指数、20日参院選が新たな材料。年後半しのぐと一人勝ちの公算も考えられる。(了凡)